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カテゴリ:鳴子温泉郷(宮城)
私の大好きな旅館です。
このブログ出入りの方々にも、ファンがいらっしゃるのではないですか。 10年ほど前、一人で宿泊したときも、湯よし、食事よし、部屋よしでとても気に入りました。古い和風建築で、こつこつとリニューアルしながら現在に時を繋いでいます。 宿泊したときは、本田さんという番頭さん?がいて、ロビーで話しこんだことがありました。出発前に露天風呂に入っていると、その方が風呂に来て、「これ、おみやげ、持っていっ・・て」とナスの辛子漬けをもたせてくれました。 その方はとうに退職して、会う事もできなくなりましたが、そういうことがあると、宿の記憶は、いつまでも心に刻まれているものです。 その当時が温泉街にとって不景気のピークだったのではないか。なにしろ、「ここ何日も温泉街で団体旅行のバスを見ていない」と言っておられたのですから。 たしかそのとき、隣にいた別の従業員さんが、「・・いや、今月の5日に、一台見た!」と言ったもので、なおさら寂寞がつのった覚えがあります。 迷路のように長く続く廊下にはえもいえぬ陰影があり、異空間の雅があります。 館内には4つもの貸切風呂があり、うち2つは半露天になっています。どの湯も掛け流しで、すがわら独自の、つるっとした食塩泉を静かに堪能することができます。この貸切風呂はこの旅館の際立ったチャームポイントです。 動画はこちら そして、じゃ~ん!これこそ鳴子温泉最高峰のひとつ、魔天風呂。 基本混浴なのが残念ですが、大きさ、眺め、泉質、トータルでみて間違いなく鳴子を代表するお風呂です。女性の方は、ぜひ宿泊の上、女性専用タイムを狙ってくださいまし。 ここに入っていると、いつも長風呂をしてしまいます。この温泉だけは、ぜひ未来永劫引き継いでいっていただきたいもの・・心底、そう思います。 中庭には、テレビの企画かなんかで、足湯場をつくったりしましたが、そんな小細工は必要なかったと思うのです。この「すがわら」こそは善美な旅館です。まっこうから勝負しなくては。 ぜひ一度宿泊してみてください。きっとその奥深い魅力を感じていただけると思います。 ↓ リンク先はあっていますが、サムネールの写真はベツモノです(笑)。 鳴子温泉 旅館すがわら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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