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カテゴリ:その他の宮城の温泉
ここは岩手宮城内陸地震の際に大浴場の屋根が落ち、長く休館していましたが、昨年6月、リニューアルオープンを果たしました。
驚くほど駐車場が込み合っており、これでは大浴場は芋洗い状態か・・と観念しましたが、これはここのシステムによるもので、なんと入館・大広間休憩が無料開放されているのです。周辺住民の社交場になっており、お父さんたちは午前中はビールを飲み、しっかり冷ましてから夜中におのおの帰っていくのでしょうか。この施設は一人の滞在時間が相当長そうです。 そんなわけで、館内に人はうじゃうじゃいるのですが、800円支払って大浴場に来る人はその一部で、十分のんびり入浴できました。 ここは大地震で休館したおりに、新たに源泉を掘り、低温のアルカリ単純泉と中温の食塩泉の二種類を湯船ごとにわけて注いでいます。 (写真は込んでいたのでHPより) 広々としたメインの風呂にそそがれるアルカリ泉は、加温・循環されてはいますが、ぬめり感が半端じゃありません。ぬるぬる度だけなら、中山平温泉に匹敵するといっていいでしょう。 これはちょっとびっくりしました。 一方、中ぐらいの浴層と露天風呂に注がれる源泉は、濃い茶色で、なかなか本格的な食塩泉です。お湯がちょっとはねて唇につきました。かなりの塩からさです。 ただ、露天風呂の湯船は、どうしてこんなものを作ったのかといいたくなるくらい半端なサイズです。「仲良し二人用」。 脱衣場では、なつかしいことに、「MG5」のセットを持参しているおじいさんに遭遇。つける部分はだいぶ減少しているけど、いなせじゃありませんか。私の年代だと、このMG5というキーワード一つで甘酸っぱかったりほろ苦かったり様々な記憶が芋づる式にどどどわーと出てきてしまいます。 館内の食堂はメニューになかなかリキが入っています。 私も、センター系浴場としては思いのほか湯がよかったので、つい高揚して「おぼろ豆腐定食」1350円なんぞを奮発してしまいました。ときどき、こういう風に刺身も、天ぷらも・・と同時に食べたくなる悪癖があります。ここのリーダーとおぼしき小柄な女性が、きびきびと活動しています。 この定食、量も質も十分満足がいくものですが、もしかすると「あんかけ豆腐鍋」は蛇足なのかもしれません。チト飽きてきます。 今度きたら、「中華三兄弟」でもいただこうかな。 以前通っていたときとは明らかに泉質が変わり、リピートしたくなる施設に変貌していました。少なくとも、色麻町「かっぱの湯」や薬莱山「やくしの湯」などよりキャラが立っています。 加えて、何でも売ってる。産直市もある。演芸場もある。昼寝もできる。それで入場無料、涌谷の町民は幸福度が高いかもと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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