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カテゴリ:その他の山形の温泉
大正10年創業、上山温泉の老舗「材木栄屋」さんに泊まってきました。
チェックインまでかなり時間が空いたので、宿の駐車場をお借りして上山城を見学。 徒歩8分といったところでしょうか。 温泉街の道は極端に細いので、あまり車で動き回ると難渋するのです。 ここはお城まるごとが資料館となっています。 おそらく、お城の復元というスキームではなく、「城のかたちをした博物館をつくる」というハナシになっているのでしょう。そういうワリキリがないと、考古学系のチェックがとてつもないことになって到底実現できないはず。仙台城の艮櫓(うしとらやぐら)の復元も、それで頓挫したことがありました。それでもこのように市の中心部に城がそびえているというのは乙なものです。うまくやったなあというのが正直な感想です。 さて材木栄屋さんの話に戻りますと、ここは当時木材商を営んでいた当主が、惜しみなく銘木と技を投入して建てた宿だそうです。なんどか増改築を行っていることでしょう、現在は客室18の、なかなか瀟洒な建物です。 お城を見学してもまだ1時間もあり間がもちません。ちょうど宿から確認の電話が入ったので早めのチェックインができないか伺ってみると、 「もう実は駐車場まできているんですが」 「えーっなんだい!それじゃどうぞどうぞ」 というような感じでした。 「ただ、仲居さんは時間どおりになりますが・・」 って、それは当然であります。 ロビーに入ったとたん、木の香りが広がりました。 楽天トラベルで申し込みました。土曜の夜一人泊で、12000円。 これに+2000円の部屋のアップグレードをつけたところ、なかなか素晴らしい部屋を案内していただきました。 フロントや仲居さんの対応ははつらつとし、積極的なホスピタリティを感じました。 10畳+テラスの広々とした和室。 材木屋経営の伝統が息づき、部屋にもつやのある銘木が多用され、上質感があります。 さらに、ここから望む日本庭園が優美です。 中心に添えたサクラの古木、春はさぞ美しい眺めになるでしょう。錦鯉のあそぶ広い池、奥の高木は石楠花でしょうか・・。 椅子に座ってぼーっと眺めていると、日本に生まれた喜びをしみじみ感じられました。 大浴場は、ナトリクム・カルシウム塩化物硫酸塩泉。 硫酸泉らしい、無色無臭の湯です。 昼夜が男性タイムとなっている内風呂「黄金の湯」は昭和レトロなもので、正直あまり広々感はありません。物足りないので貸切風呂「ふじの湯」でのんびりしました。 下が、貸切風呂「ふじの湯」です。 最近、貸切に凝っています・・。 信楽焼きの湯船の手触りがよく、何度も出たり入ったり・・。 この宿、こういう風にうまくプチ増築によりオリジナルな風呂の狭さをたくみに補っています。 その最たるものは、贅沢な高野槙を使った大きな桶風呂で、朝が男性タイムになる「古の湯」に増設されています。 こちらは、相客があったので、トラベルのHPより。 次回、朝夕とも部屋出しされるお食事をご紹介しましょう。 *********************** かみのやま温泉 材木栄屋旅館 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Aug 11, 2011 10:46:24 PM
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