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蔵王でも老舗といっていい風格がでてきました「蔵王ホテル」です。
この本を開いて立てたようなつくり、昔よくありましたよね。わたしはわりとこのタイプのデザインは嫌いではなく、先だって東京・五反田の「ホテル・パシフィック」が取り壊されているのを見て妙に感慨にふけったものでした。確か、初めてディズニーランドに行ったときに泊まったホテルで、そのときはまだずいぶんと立派だったのですが・・。 この蔵王ホテルは、さらに先輩かもしれません。ここに足を踏み入れるのはじつは初めてでした。フロントの構えなどはリゾートでもペンションでもなく、まさしく「ホテル」という感じです。 風呂は2箇所に分散していて、まずは露天からいただきました。 洗い場が耐水性の畳になっています。これはすべらなくていいのですが、実はあまり好きではありません。 この風呂のいいところは開放された窓からの山林の眺めです。 展望が利くというのではなく、いかにも山中で湯浴みしているという感覚が寛ぎます。 広い湯船のふちに座って、しばらくぼんやりしていました。小雨が降っていたのがかえって気持ちいいです。 内湯のほうの大浴場は、高度成長時代の名残がところどころに見受けられ、やや物悲しい感じもするのですが、湯船の大きさは特筆ものです。 新築当時はさぞや豪壮なものだったでしょう。 宿の外には小さいながら足湯が新設され、この宿がまだまだ元気であることを伝えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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