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私が日本の歴史上、もっとも尊敬する人物は明治維新の英雄・西郷隆盛先生です。
西郷先生の霊を祀った神社は鹿児島の本社のほか、全国に3つ。 宮崎県都城市、沖永良部島と、そしてここ東北の酒田です。 戊辰戦争の戦後処置において、西郷先生が庄内藩に対し公正で温情あふれる対応をしたことから庄内藩士たちがその徳を慕い、交流が始まっていました。 この神社はこうした歴史的なえにしを引き継ごうとする庄内の方々の志によって、1976年建立されました。 伊勢神宮から用材の払い下げを受けた総檜造り。 この社殿には、資料館が併設され、有志のボランティアの方々で運営されています。 荘内南洲会 下の銅像は西郷先生と庄内藩の賢人・菅臥牛先生とが親しく対談しているシーンです。 菅臥牛先生とは、幕末明治期の庄内藩中老で、のちに酒田県権参事となった方で、戊辰戦争後は西郷先生に私淑、先生の没後は「南洲翁遺訓」を編集しました。 この遺訓の小冊子が、この神社では無料で配布されております。 資料館のほうも入ろうかどうしようかと、うろうろしていたら、犬を散歩させていた館主の方?が話しかけてくださいました。 この資料館が、すごい充実ぶりです!まさにミニ西郷ミュージアム。 先生の遺墨を含め、多くのお宝があり驚きました。 館主の方もきわめて熱心な方で、隅々まで懇切丁寧にご説明いただき恐縮です。 防火シャッターの奥まで見せていただいたのですが、いや~、とんでもなく貴重な書籍がずらりと並んでいました。 この館主の方、「ま、ゆっくりご覧ください」といったんは事務室に戻られるのですが、5分としないうちにそわそわと資料を手に戻られ、説明再開・・こういうことが5,6回ありましたか。 心のそこから西郷先生を崇敬しておられるんだなあ、と感服いたしました。 「敬天愛人」。 先生の言葉ですが、これこそ究極の人生の指針でしょう。 この色紙と書籍を買い求め、いくらか多めにお金を置いたら、「それはいけません」と販売用の本を3冊もくださいました。 西郷先生は、ご存命中から神仏のようなお方でしたが、今は本当に神上がりされていると思えます。 征韓論に敗れて故郷に戻り、壮士たちに担ぎ上げられて戦争を始めた人・・いまでも一般にはそのような風に理解されていることが多いのが残念でなりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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