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カテゴリ:赤倉・瀬見・肘折温泉
私がブログを始めたときの最初の記事が、このあべ旅館に関するものでした。
老舗旅館でありながら土日でも一人旅を受け付けるし、なにより足元自噴の洞窟風呂が極めて素晴らしく、惚れ込んでいた宿のひとつでした。 倒産後、営業を引き受ける会社があり、これでひと安心と胸をなでおろしていたのですが、今度は破産管財人からストップがかかり、この会社も手を引くことに・・。 ************************************** 山形県最上町の赤倉温泉「あべ旅館」の営業を引き継いだエムケーコーポレーション(仙台市)は27日、旧経営会社の破産管財人が建物明け渡しを求める訴えを起こしたことを受け、来月中に撤退する意向を示した。 同社の松原茂社長は「旧経営者への債権を担保に営業を引き継いだが、裁判で争ってまで続けるつもりはない。予約状況をみて来月半ばごろには撤退する」と話した。 一方、破産管財人の半田稔弁護士(山形市)は同日、同社に旅館の明け渡しなどを求め、山形地裁に提訴したことを明らかにした。「建物は管財人の管理下にある。営業権譲渡には法的根拠がなく、管財人の承諾なく使用しているのは違法だ」としている。第一回口頭弁論は7月25日の予定。 同社は仙台市などで居酒屋「こちらまる特漁業部」などを展開。経営難に陥った阿部旅館(破産手続き中)から営業を引き継ぎ、子会社「あべ旅館」を設立し、4月10日に営業再開した。 松原社長は「従業員の雇用を守る約束で公正証書も交わした。旅館は補修に1億円以上かかり、買い取るつもりはなく、競売で取得する業者があれば話し合い、営業権を譲るつもりでいた」と話している。 **************************************** 旅館は経営環境が厳しいうえに、老朽化も進み補修費がかかるなど、建物に収益還元価値がつくようにも思えません。 すったもんだしたあげく、解体などというようなことにならないことを願います。 なにしろ、あの大浴場は重要文化財モノですから。 裸婦像の律子さん(私が名付けただけですが)に笑顔で会える日が来るといいですが・・。 **************************************** あべ旅館が好きな人はたぶんこの旅館も気に入られるはず。 赤倉温泉 悠湯の宿 湯澤屋 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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