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「民宿」二宮荘の話である。
ここは地理的には東鳴子と川渡のちょうど中間にある。 幹線道路沿いにある看板を通りすがりに見た人は多いだろう。 ここは「民宿」と名乗っていることで損をしているフシがある。 おそらく純粋な家族経営なのでそのように表示しているのだろうが、設備等は通常の旅館にまったく遜色ない。 窓からの景色も美しい。 わたしは昨年初めてここを訪れてちょっと嵌ってしまい、今年の2月にも再訪している。 この旅館の魅力の大部分は、女将さんのほんわかした、しかも一本芯の通った人柄にあるかもしれない。宮城県のフード・コーディネイターとして活躍。 自家菜園でとれた野菜を中心にした料理を客に提供する宿だ。 この料理のうまさは忘れられない。(写真はHPより) 二宮荘 料理1 posted by (C)オフミ 夕食は肉、魚などもバランスよく配され、ヘルシーを押しつける様子もなく、とことん丁寧な味付けが印象に残る。 朝食の充実具合は、通常の旅館の、ほぼ倍といいたい。 なんどか風呂に行くたびに厨房の前を通るが、女将さんが立って仕事をしている後姿をみかける。なんと頑張っておられることか。 で、風呂なのだが、この泉質がすばらしい。 湯船は4人ぐらいが適量だが、その湯の白濁かげんが微妙で、琥珀色といえばよいのか。 ややぬるつるする、川渡とも東鳴子ともちょっと違う面白い湯だ。(写真はHPより) 周辺の環境は抜群で、朝の散歩は実に快適だ。日本の原風景というと陳腐かもしれないが・・。 2月に訪れたときは、雪も心配だったので、JRを利用したのだが、女将さんが自ら駅まで送ってくださった。駅までは思ったより遠く、歩こうとしていた私はちと甘かった。 女将さんは、嫁入りではなく、この旅館の娘さんだったのだという。どうりで、名字と名前のバランスがいいなと思った。 飯坂・橋本舘、蔵王・吉田屋とともに、ここを私の常宿としようと思う。 鳴子温泉 和みの湯 民宿旅館 二宮荘 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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