COLORBLIND/ROVERT RANDOLPH AND THE FAMILY BAND 2006
このアルバムを耳にするまでは、私はこのバンドについて知るところが多くありませんでした。ランドルフの華麗なスティールギターを聴いたときも、おっ、久しぶりに歌うギターを聴かせる弾き手めっけ!という程度のことでした。ワーナー・ミュージック・ジャパンのプロフィールより・・///////////////////////////ロバート・ランドルフは教会で働く父と母の間に生まれた。彼が生まれ育ったニュージャージーの教会では、パイプ・オルガンの代わりにペダル・スティール・ギターが使用されていたため、彼は幼少のころから、この楽器に魅せられていったのだという。このスティール・ギターを主役にすえたゴスペル音楽は「セイクリッド・スティール」と呼ばれ、今非常に注目を浴びている。彼は16歳でペダル・スティール・ギターをプレイしはじめた。彼の友人達が道を踏み外していく中、彼はこの楽器をプレイすることで、間違った道に進まずに済んだのだという。この楽器にのめりこんだ彼はやがて10弦のペダル・スティール・ギターを卒業し、13弦のものをプレイし始め、いとこのダニエル・モーカンやマーカス・ランドルフとともに、ライヴ活動を初めていくのだった。また、たまたま彼の演奏をCDで耳にし、「セイクリッド・スティール」の魅力に取り付かれたミュージシャン達、ジョン・メデスキ(メデスキ・マーティン・ウッド)とノース・ミシシッピー・オールスターズと”ザ・ワード”というユニットを結成、アルバムもリリースし、大きな話題となった。Jason Crosby ; Piano, Organ (Hammond), Vocals (bckgr) Danyel Morgan ; Bass, Vocals Marcus Randolph ; Drums, Vocals (bckgr) Robert Randolph ; Guitar, Pedal Steel, Vocals, Vocals (bckgr) ///////////////////////////ライブを映像でみると、ベースのダニエル・モーガンも凄いミュージシャンです。複雑なフレーズをチョッパーでベンベン弾きながらハイトーンでコーラスをつけています。何回か聴いているうちに、2、4,5,6を選んで聴くようになってきています。★★★★☆1.Ain’t Nothing Wrong With That2.Deliver Me3.Diane4.Angels5.Jesus Is Just Alight6.Stronger7.Thrill Of It8.Blessed9.Love Is The Only Way In10.Thankful ‘N Thoughtful11.Homecoming1.から3.まではミョーに陽気でサイケな曲が並びます。このギラギラした感じ、重さ、ちょっとレッチリっぽいサウンドだなあと感じたのですが、同じプロデューサーによるものだからかも。リフはところどころエアロスミスも髣髴させます。まったく色々な要素をうまく融合させたバンドです。そしてその上にランドルフのスティール・ギターというキラー・コンテンツがあるのですからたまりません。2.がやはりキャッチーです。余裕をもってグイグイ動くベースサウンドが気持ちイイ!4.は小高い丘から海岸線を見降ろしているような爽快感があります。圧巻はやはりクラプトンの参加を得ているドゥービーのカヴァー曲である5.でしょう。曲自体の出来が良い上にクラプトンとロンドルフのギターの饗宴が見事としかいいようがありません。初めて聴いたとき、誰だこのギタリストは!と思ったら、やっぱり大先生でした。ランドルフのほうのパートはキュンキュン鳴るところが絶好調のときのトミー・ボーリンを思い出してしまいました。6.はやわらかく心の琴線にふれてくる佳曲。7.もモリモリベースに一票。8.以降は、水準作っぽい曲が並びます。が、10.はランドルフのギターフレーズに聞き惚れてしまいます。///////////////////////////