she says... but who's reading?

　先日のブログでマノウォーキャンセルにつき書くことがなくなったと書きましたが、３連休で少し落ち着いてきたのでさらっと書いてみようかなと。

　とはいえやはり諦めようとしても諦めきれない今回のキャンセル劇。奇しくも去年のKING DIAMONDと同じ船便トラブルによるもの。発表のタイミングや対処法が何とも歯痒いものなだけに、そう簡単に納得できないというのはネット上で散々語られている通りで、ボクも同感death。予定されている振替公演に都合上行けそうもないというのもあるのですが、そういう人は特に地方からこの日のために都合を調整して高い諸費用をかけて来る予定にしていた人にとってはなおさらですよね。さらにライヴハウスとフェスでの規模感や盛り上がり方は全く異質なものになるわけで。今後の不信感を増幅させたという意味でも、今回の件はクリマンとしても大いに憂慮すべき事態だと思います。

　まぁその大きなロスを頑張って整理すれば、今回は昨年と比べても楽しみなバンドが結構います。今回は１１月にKNOTFESTがあるということで、どこまでクリマンが意識していたのかわかりませんが、KNOTFESTが最近のヘヴィネスを意識したのに対して、LOUD PARKは伝統的な、まぁぶっちゃければオッサン向けのラインナップをメインに出してきたという明確な違いがあり、それが逆に功を奏したのではないかと。先日の大冠祭りの話じゃないですが、最近雑多な音楽のフェスが増えてきている中で、ある程度の統一感を意識するというのもひとつの手だとは思いますね。

　そんなラインナップでまず初日に一番楽しみなのがRAGE。以前GAMMA RAYとのカップリングで観た記憶がありますが、その時は新しめの曲が中心だったので、どうも盛り上がりきれなかったのですが、最近のセトリを見ると古めの曲も結構やっているようで、Missing LinkとかBlack In Mindの時に一番よく聴いていたボクからすると嬉しい限り。

　あとはDOWN。正直音楽性にはそこまで入り込めてないですが、稀代のカリスマPhilip Anserlmoを拝めるだけでもありがたいというもの。ビール片手にグルーヴに体を委ねたいです。

　AMARANTHEもアルバムを改めて聴くと素晴らしいバンドです。前回のLOUD PAKRでは音があまり良くないイメージだったので、今回はどの程度成長しているか、更に新譜も出るようなので新曲披露も楽しみですね。

　そして図らずもトリになってしまった新生ARCH ENEMY。何はなくともAlissaに全ての目が集まることは言うまでもないでしょう。アルバムでは充分な存在感を見せていたので、ライヴでは、特に昔の曲をどのように料理してくるか。楽曲群はもともといいし、強力な楽器隊がいるので大ハズレということはないバンドですから、楽しみにしています。

　そして２日目の目玉はTHUNDER。正直このラインナップだと毛色は若干違いますが、フェスで見られるTHUNDERというのがまた格別。何度も言われているようにこのバンドを一躍有名にしたのがMonsters of Rock出演時の圧倒的なパフォーマンス。オーディエンスを掌握する術を心得ているバンドですから、いつものクラブ規模（もっと言えばクラブチッタ）とは違う会場で観られるのは貴重です。

　今回の中では若手だと思いますがGLAMOUR OF THE KILLも楽しみにしているバンドです。BULLET FOR MY VALENTINEを髣髴とさせたデビュー時の音楽性から、最近はキャッチーなシンガロングパートも増え、バンドとしての成長性を感じさせるバンド。今後もさらに大きくなってくる可能性があるだけに、今観られるのは嬉しいですね。

　２日目はスラッシュ勢も充実していますし、WITHIN TEMPTATIONや勿論トリのDREAM THEATERも圧巻のライヴをみせてくれるでしょう。そしてRIOTはThundersteelをやってくれれば、恐らく昨年のEUROPEのThe Final Countdownばりの盛り上がりを見せるのではないでしょうか。

　こうやって書いていくとそれなりに見所はたっぷりの今年のLOUD PARK。サマソニ同様２日間の音の洪水の中に身を置くと、音楽のありがたみをひしひしと感じられるのはいつものこと。トリはこんなことになってしまいましたが、とにかく自分自身が楽しめればそれでいいのもいつものこと。レポもまた書きたいと思いますので、じっくりたっぷり感じてこようと思います。

　。。。でもやっぱりそれにしてもMANOWAR。。。最後はTwitterにあった傑作のフレーズで締めます。

　Other bands play, MANOWAR don't

　§ぽっぷびぃと§