she says... but who's reading?

告白します。

 この歳(40オーバー）でテラスハウスにハマりました。

 いや、ハマったわけじゃないんだよ。先週からよく観てるというだけで（それが俗に言うハマったということだ、はNG）。ボクみたいなイケメンで優しくてモテモテの人間は。。。やめます。あまりにかけ離れていると冗談でも悲しくなるわ。
 そもそも昔から恋愛ドラマとか映画とか、特に男女のどーだこーだ的なヤツは大嫌いで、それは恐らく大部分が”めんどくせ”ってのと“意味ね～”で占められてると思ってる。まあだからモテないってことなんだろうけど。一方で、輪の中心に入りたいとか、モテたいという欲望もあったりして、大いなる葛藤の中で青春時代を過ごして、、、きたというよりそんな悶々としてる人間には青春時代など皆無だったわけです。
 で、幸運にも結婚できて、歳も取って、基本的には恋愛みたいなこととは更に無縁になる状況にある一方で、みんなでワイワイやるような、当時は全力で中指を立てていた（のは心の中だけで結局その実態はただの嫉妬である）輩に対する寛容性も出てきて、それはそれでいいじゃないかと思うようになっている感じなんだよね。まあ逆にこじらせてました系の人間が割と市民権を得るようになってきて、その中での対立構造みたいなのも生まれ始めてるというのもあるのかも知れないけど。一番ムカつくのは、こじらせてもないのに「昔こじらせてました」とか言うことで好感度上げたがる偽こじらせ野郎ってことになるよね。
 まあそんなこんなで、初めはなんとなく、オさレな若者が好きだ嫌いだやるだけの内容のないやらせと紙一重番組なんだろ、という意識しかなく観ていたのだけど、何だろうね、面白いね。すいません。ちょっとおもしろいかもです。
 まだシーズン5の途中ぐらいだけど、基本他人の恋愛を上から目線であーだこーだ言うというゴシップ目線での楽しみ方はあるんだけど、もっと大きい意味での人間ドラマ的な要素が思った以上に大きかったので楽しめた。みたいな。ウォーキングデッドがただのゾンビドラマじゃなくてもっと人間の深みをえぐるドラマであるみたいなもんか。違うか。いや、テラスハウスはウォーキングデッドである、みたいなタイトルにすればちょっと食いつきがありそうだな。してないけど。

 てなわけでいろんな海外ドラマも中途半端にしつつとりあえず今はテラスハウスに浸ってます。なんだかんだで下世話な番組だとは思うけどね。人の人生を上から目線であーだこーだ言ってるわけだから。でも、別に面白くもない普通の会話、とか、距離の縮め方、とか、まあ思ったことが言えない人生のポイズンにハマってきた人間としてはいろいろ参考になるんだよな、、、ヤバいな今回のエントリーは。ま、こんなことも書いていくことで幅を広げようよ。いいでしょ。

§ぽっぷびぃと§