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2008年07月28日
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テーマ:韓国!(17271)
米国産牛肉:デモ隊が記者や警察官に「人民裁判」(朝鮮日報)

 米国産牛肉の輸入に反対する、80回目のキャンドル集会が行われた26日夜から27日未明にかけ、ソウル・鍾路一帯は1500人(警察の推計による。主催者側の推計では3000人)のデモ隊に占拠され、あらゆる違法行為や暴力のオンパレードとなった。ソウル都心には124個中隊、約1万1000人の警察官が配備されたが、1500人のデモ隊が繰り広げる違法なデモを食い止めることはできなかった。違法なデモに対して厳正な対処ができなかったとして、ソウル地方警察庁長官が更迭されてから1週間も経たないうちに、ソウル都心は再び違法なデモの渦に巻き込まれた。


 キャンドル集会が違法な暴力デモに変質した5月24日から今月27日までの間に、警察はデモ隊1068人を連行し、このうち13人を逮捕、910人を書類送検した。


 また警察によると、これまでに計486人の警察官が負傷し、警察のバス121台が破壊され、無線機94台、盾213台、ヘルメット368個が奪われるなど、装備品1849点が被害に遭った。


◆記者や警察官に暴行


 26日午後、鍾路2街の普信閣(鐘閣)近くにある清渓広場などで散発的に集会を開いたデモ隊は、夜7時ごろに同広場へ集結し、1000人規模の集会を開いた。さらに1500人余りにまで増えたデモ隊は、8時ごろからデモ行進を始めた。警察が道路を封鎖するや、デモ隊は清渓川沿いの遊歩道を進み、永豊文庫の近くで再び道路へ上がった後、8時25分ごろから普信閣一帯の車道を占拠し、デモを繰り広げた。


 このとき、デモ隊を取材していた本紙のチュ・ワンジュン記者は、26日夜8時40分ごろ、永豊文庫の前でデモ隊に取り囲まれた。約80人のデモ隊が「こいつ、ニセの活動家か。何で人の顔ばっかり撮るんだ?」とチュ記者に罵詈雑言(ばりぞうごん)を浴びせた。


 チュ記者は「わたしは警察ではない。問題になるような写真は撮っていない」と話したが、デモ隊は「すぐに身分証明書を見せろ」と怒鳴った。チュ記者がこれを拒否するや、デモ隊はチュ記者の顔をこぶしで殴り、足で蹴るなどの暴行を加えた。チュ記者は眼鏡を壊され、また傘で腹を突く者もいた。

 デモ隊のうち、予備軍の軍服を着た5‐6人が「殴るのはよせ」と言って止めようとしたが、チュ記者を取り囲んだデモ隊は「お前らは何でこいつをかばうんだ」と問い詰め、軍服姿のデモ隊は「勝手にしろ」と言ってその場を離れた。その後、チュ記者を取り囲んだデモ隊は「カメラを取り上げろ」「パンツだけ残して丸裸にして、恥をかかせろ」などといった暴言を浴びせた。


 京郷新聞の記者だと名乗るある記者が、チュ記者の身分を保障し、解放するよう求めたが、デモ隊は「本人が直接自分の身分を明かさなければダメだ」と言って拒否した。


 チュ記者は夜9時20分ごろ、駆けつけたソウル地方警察庁広報課所属の警察官3人の仲裁で、ようやく解放された。近くの病院で手当てを受けたチュ記者は、デモ隊に約180万ウォン(約19万3000円)相当のデジタルカメラのレンズやメモリカードを奪われた。


 一方、チュ記者が解放された後、今度はソウル地方警察庁広報課所属のイム某警衛(日本の警部に相当)がデモ隊に携帯電話を調べられ、暴行を受けた。イム警衛が状況を報告するため電話しているのを聞いたデモ隊が、「ニセの活動家だ!」と言って取り押さえたのだ。デモ隊はイム警衛の携帯電話を確認し、デモ関連の写真など十数点を削除した後、胸倉を掴んで足で蹴るなどの暴行を加えた。イム警衛は、あるインターネット新聞の記者がソウル地方警察庁広報課に電話をかけ、身分を確認した後ようやく解放された。


◆あらゆる危険な行動も辞さず


 普信閣前の交差点を完全に占拠したデモ隊は、ゲリラのようなデモを繰り広げた。指導者がいないため、統制も利かなかった。記者や警察官に対する暴行を目撃し、仲裁しようとした弁護士や、予備軍の軍服姿のデモ隊が「自制」を求めたが、ことごとく無視された。


 26日夜11時10分ごろ、デモ隊の7‐8人が、安国洞方面を封鎖していた戦闘警察隊員(機動隊員)、義務警察要員(兵役の代わりに警察業務に就く)たちの顔に向かって爆竹を投げた。爆竹が目に入れば失明する恐れが強い。ほかのデモ参加者たちが「やめろ」と制止したが、聞く耳を持たなかった。


 11時20分ごろ、警察はデモ隊に解散を命じる案内放送を行った後、普信閣前の交差点の各方向から交差点内に進入し、道路を占拠していたデモ隊を歩道上に押し出す作戦を展開した。


 このとき、デモ隊のメンバー約100人が警察の追跡を逃れ、普信閣の中に侵入した。普信閣の1階や庭を占拠したメンバーらは平然とたばこを吸っていた。崇礼門(南大門)放火事件の後、普信閣にも監視カメラや赤外線センサーが取り付けられたが、メンバーらの侵入を止める者は誰もいなかった。

 鍾路交番の関係者は「キャンドル集会のたびに繰り返されることではないか。出動記録などない」と答えた。また、普信閣の関係者はこの日、普信閣に取り付けられた赤外線センサーが作動したか否かについての返答を拒否した。


 普信閣の中では、警察官二人がデモ隊に上着を脱がされ、引きずられて約20分間暴行を受けた。警察官は全身や顔が傷だらけになった。爪で引っかかれた痕があちこちにあり、顔は腫れていた。デモ隊は大声で「こいつらは女の子たちに盾を突きつけた」と叫んだ。警察官二人は上着や靴を脱がされたまま「人民裁判」を受け、警察に引き渡された。警察はデモ隊が二人を引き渡すまで、二人が捕まって袋叩きに遭っていたことを把握できていなかったのだ。


 これについて、ソウル地方警察庁の関係者は「デモ隊が警察官と取っ組み合いになった状態では、すぐに状況を把握することが困難だ。とりわけ、デモ隊の間で行われていることは、すぐに把握するのは難しい」と話した。また、警察の関係者は「孤立した警察官たちを助けようと、兵力を投入することになれば、デモ隊との物理的な衝突につながらざるを得ないため、今度のような事態につながることが多い」と付け加えた。


◆酒酔い運転の車、デモ隊をひき逃げ


 27日午前0時過ぎ、デモ隊の数は約800人にまで減った。そんな中、午前1時15分ごろ、あきれるような事故が発生した。デモ隊が鍾路3街のタプコル公園前の交差点を占拠し、「李明博(イ・ミョンバク)は辞任せよ!」とシュプレヒコールを叫んでいたそのとき、鍾路5街方面から来た乗用車が、タプコル公園の前でデモ隊に進路を塞がれた。


 車はUターンしたが、突然デモ隊のメンバー40‐50人が車を取り囲んで足で蹴り始めた。運転者と一部の目撃者は「デモ隊と口論になったからだ」と言い、一方で一部のデモ隊メンバーは「デモ隊に車でぶつかったからだ」と主張した。興奮したデモ隊のメンバー数人が車の上に上がり、フロントガラスを割った。このとき車が突然発進し、車の上に上がっていたデモ隊のメンバーは転落して周りにいたデモ隊のメンバーとぶつかった。車はそのまま逃走を続け、興奮したデモ隊のメンバー数十人が「車を捕まえる」と言って道路の真ん中を一斉に走り、鍾路一帯は修羅場と化した。


 逃走を続けていた車の運転者は、セウン商店街近くで警察に捕まり、鍾路交番に身柄を引き渡された。警察によると、車を運転していたのは会社員のチョ某容疑者(28)で、ほかに女性一人と男性一人が乗っていた。チョ容疑者は血中アルコール濃度が0.194%に達していた。警察は「チョ容疑者の車にぶつかった被害者は6人だった。全員近くの病院で手当てを受けた後帰宅した」と説明した。一方、チョ容疑者はデモ隊に殴られた際、左目の下の骨が折れていたことが分かった。


 午前3時過ぎ、デモは小康状態になった。歩道上を陣取って、路上で寝ていたデモ隊のメンバーの一部が、突然起き上がって車道に飛び出し、シュプレヒコールを叫ぶ一幕もあったが、そのたびに盾を敷いて座ったまま居眠りしていた戦闘警察隊員たちがメンバーを歩道に押し返した。200人のデモ隊メンバーと警察によるいたちごっこは、朝8時にようやく終わった。


キム・ギョンファ記者




火がついたら止まらない人達・・・
国が滅ぶまでやってなさいな。





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最終更新日  2008年07月28日 21時45分44秒
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