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テーマ:ニュース(100162)
カテゴリ:新聞
8月24日付けの朝日新聞コラム「天声人語」。
凄く面白かったので、久しぶりに日記で取り上げてみた。 ゆっくり見れば、このコラムの面白さに、みんなきっと気付けると思う。僕は既にTVにアンテナすらつないでいないので、TVで報道を見る事はないわけですが、各紙の世論調査や総選挙報道をみて、民主党の勝利は疑い得ない状態になってきているのも理解しています。 ・・・まぁ、本当にそれで良いのか?って思いでいっぱいですけど。 とりあえずそこら辺の話しは置いておいて、まずコラムを一読してみて下さい。(読みにくいので一部改行) 天声人語(朝日新聞) http://www.asahi.com/paper/column20090824.html 30日は仕事なので、一足先に選挙権を使ってきた。区役所の出張所にできたばかりの投票所には絶え間なく人が訪れ、暦が1週繰り上がったかのようだ。昨日の朝日川柳の一句が浮かんだ。〈待ちきれず期日前投票に行く私〉 ▼各紙の情勢調査は「民主党圧勝」である。議席の予測は、小紙「300うかがう勢い」、読売「300超す勢い」、毎日「320超す勢い」。掲載が後になるほど「勢い」が増している。片や自民党には「半減」の悪夢が忍び寄る ▼郵政選挙で「純ちゃんブーム」に乗った無党派層が、大挙して「政権交代ムード」に身を任せたかに見える。大盤振る舞いの公約に不安を覚えつつも、いっぺん民主にやらせてみると思い定めた人が結構いるらしい ▼風の変化が増幅される小選挙区制の、自民には災い、民主には恵みである。それが4首相でつないだ4年間への審判、我慢の爆発ならば、今さら「ムードに流れる大衆」とくさしても始まらない。前回「ブームで300議席」の自民に、そもそも嘆く資格はなかろう ▼あと6日、この風は変わらないのか。新聞の予想に対し、麻生首相はきのうのテレビで「1日2日で全然違います」と巻き返しを誓った。油断を恐れる民主党の鳩山代表も、同じ番組で「メディアが乗りすぎている」と、両者が一致した ▼報じたことの虚実は時が検証しよう。報道に身を置く者にも、この戦後史の山場は勝負時である。久しぶりに、いや初めて「歴史」に関与している感慨を覚える。コラム書きではなく、一人の有権者として。 (引用終了) 新聞には所謂「思想」っと言った物があります。んで、まぁ思想ってのは色んな物に対する、個々ないし団体が行動する際の指針となりうるものです。しかし、このコラムには、まったくそれらしき「思想」なるものが拝見できません。とりあえず、突っ込んでいきます。 1.「待ちきれず期日前投票に行く私」。普段の報道姿勢から鑑みれば、民主党が大きなポカをする前に投票させておきたいとの思惑が見え隠れする。 2.「メディアが乗りすぎている」と両者が一致した。と他人事のようにかいているが、当事者からも困惑されている状態である事を、1度確認しておくべき。 3.おそらく、前項に対しての言葉だろうが「報じた事の虚実は時が検証しよう」とは・・・。額面どおりにこの言葉を受け取るなら「裏が取れていない事柄も、事実の如く報道している」という事なんだが、報道機関としてそれで良いのか?もはや開き直りのレベルです。 4.また、「報道に身を置く者にも、この戦後史の山場は勝負時である。久しぶりに、いや初めて「歴史」に関与している感慨を覚える。コラム書きではなく、一人の有権者として。 」←これは完全に駄目。一新聞のコラムが完全に民主党への政権交代を示唆している。更に言うなら、「一有権者」としてかは知らないが、「実際問題としてコラムを書いている&新聞に載っている」と言う所も問題。どれだけ「一有権者」と言おうが、実態は「記者」です。言葉の挿げ替えは良くない。 5.あと、朝日新聞が歴史に関与したのは戦後だけみても「初めて」では無い。従軍慰安婦・南京問題は日本の戦後史を明らかに狂わせた。この2点だけ見ても、朝日新聞が戦後史に与えた影響は多大な物だと解る。他には過度な共産主義へのシンパシーを垂れ流しにし、日本に共産主義崩れをいっぱい誕生させたとか。有りすぎて列挙するのも難しいくらいだわね。 まぁ、民主党がどれだけの議席数を確保するのかはわかりませんが、報道する側がこの体たらくですので、飛び交う情報には注意される事をお勧めします。 情報化社会において、「報道されない事は、無かった事と同じ」ですから、少なくとも報道されている事くらいは、違った目線から眺めてみようと思っています。ええ、捻くれ者ですから(笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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