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社長室 業務日誌

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2004/04/24
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カテゴリ:僕の業務

僕は、投資家のために働いていると思ってない。
僕は、起業家の夢・エネルギーのために働いていると思っている。

昔は、経営者だけが「お客様」だった。
今は、そこに、社内の部長が「お客様」に加わっている。
正直ベース、そこらの経営者より、部長連中の方が、戦闘力高いと思う。

それは置いておいて、何をサポートしているか。

「翻訳している=Translate」と言ってもいいかもしれない。

資本が必要な人  ⇔ 資本を出したい人
説明したい人 ⇔ 聞きたい人
口説く   ⇔ 判断したい人
(説得)     (判断)

具体的に言うと、
判断側がわかりやすくするよう、
事業計画・投資計画をサマライズしている。
持ち込まれる段階では、だいたい、わかりにくい。

極端にいうと、10行程度にまとめている(報告にして約60秒)。
ちなみに、フツーの女性に理解されない、面白いと思われない事業計画は、
つまり、煮詰まってないか、本当に面白くないか、に過ぎない。
これ本当です。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 ・数値計画/その根拠
 ・達成のKFS(ポイント/リスク)
 ・投資コストの妥当性(バリュエーション)


(1)案件についてわかりやすくサマライズする
   (A4一枚=10行程度にまとめる)
 ・誰に、何を、いくらで、売る。
 ・誰は、○○に困っているので、買う。
 ・誰は、□□だから、買う。
 ・誰は、××と比較して、いいと思ったから、買う。
  (ライバルは誰?)

(2)サマライズした事業計画を数値的に落とし込み検証する

(3)数値計画のKFSの特定を行う
   (外的要因も加味しつつ)
 ・トップライン(期待収益)=商品数×単価×顧客数
 ・そのトップラインを実現する構造(組織)=費用・投資
 ・基礎数値(顧客数・PV数(=来店数)への因数分解
 ・因数分解結果からKFSを抽出し、達成のための自分なりの
  問題意識を書く
 ・検証指標は、市場シェア・一人あたり顧客数・
  一人あたり売上高などを通じた自己分析・他社比較。
 ・無理があると、やっぱり嘘くさい数字になる
 ・数字の並びがシックリこない時は、うまくいかない。

(4)徹底的にマークする競合を1社だけ選ぶ
 ・事業開始後、そこをベンチマークにしてチェックするため

(5)デュー・デリジェンス(調査)結果をサマライズする
 ・会計調査  (簿外資産・債務の有無)
 ・法務調査  (簿外資産・債務につながる契約の有無)
 ・システム調査(簿外債務につながるシステム上の瑕疵の有無)

(6)問題意識をもとに、事業計画のリスクを洗い出す(だいたい3つ)

(7)事業計画のリスクが、時間軸的にいつ来るか洗い出す(山はいつか)

(8)そのリスクをカバーする施策を、事前に洗い出す
 ・概ね、顧客数のパラメータ達成がネック
 ・その場合の「壁」を解消するには、
  セリングではなく、長期的なマーケティングしかない
 ・ならば、数年前から着手せねばならない
 ・その場合の追加投資はいくら、これに投資、等

(9)GO(資本投下)の場合は、バリュエーションの妥当性を示す
 ・本源的価値の把握(DCFバリュエーション)
 ・純資産価額、類似会社比較
 ・割引率設定の根拠/妥当性

ーーーーーーー

僕のやる気は、投資家からもらうわけではない。
事業担当者の夢・エネルギー次第だ。

だから、やる気・夢にあふれる人だと、やる気が出る。
その反対の人だと、僕もやらない。むしろ、つぶす。
だって不幸になるだけだもん、両社が。

幸い、そんな人はまだいないけど。

以上






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Last updated  2010/02/01 08:12:55 PM
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