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社長室 業務日誌

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2004/05/27
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カテゴリ:僕達のミッション

昨日、以下のように書いた。

     投資家 > (経営者) > 労働者

    なんて隷属関係ではなく、

     投資家 ⇔ 労働者 (相互依存)

    3者が対等な関係だ。理論上。

って。

でも、投資家・経営者の方が人数が少なくて、労働者の方が数が多い。

だから、
「おめーらの替えは利くんだヨ」
「イヤならやめろ」を理由として、
労働者から搾取する投資家・経営者が多かった、
というのが、これまでの資本主義の悲劇の本質だったのかも。

その結果、そのストラクチャーは確実に「破壊」されてきた。
だって、人数が多いんだもん、
マジでケンカしたら勝つに決まってるじゃねーかよ。

でも、「破壊」の後は数年は両者とも苦しい時代を過ごす。

人間ってバカだなあ。
どうして、お互いに感謝・尊敬できないの・・・(涙)? 

パワーバランスが悪すぎるんだ。

ある「仕組み」を、ずっと継続させていくには、パワーバランスが必要だ。

完全なバランスなんてあり得ないヨ、
何年かに一度、カタルシスのための「戦争」「衝突」をすればいいじゃないか、
必要悪、必要な痛みだよ、
必要なのは「カタルシス」だ、
という考え方もあろう。

しかし、両者のパワーが膨らみすぎている。
次の衝突では、我々は飛び散ってしまうのではないか? 

それに、何百年も同じパターンを繰り返していると、本当に人類が滅びちゃうかも。

パワーバランスを是正する。

具体的には、投資家の「搾取」「慢心」を抑制するには、
「おまえら投資家だって、替えが利くんだヨ」
とプレッシャーをかけることだろう。

パワーバランスの是正手段としては、
「投資家のパワー低下」 
もしくは、
「労働者のパワー向上(投資家にとってのスイッチングコスト上昇)」
の2種類。

このうち、後者は時代の趨勢と共に上昇してきている。

1、サービス業化=「ヒト」

サービス業=「ヒト」だ。
つまり、サービスするのは、ヒトだ。
僕たちインターネットサービスに当てはめると、
サービスの内容やインタフェースは、ヒトがつくる。
ヒト(労働者)の要素が高まっている。
単純に、労働者の「スイッチングコスト」が高まっている。

2、開業率の上昇=雇用受け皿および副収入の増加

インターネット業界に限った話だが。
元々、小資本でスタート可能な当該業界。
今後は、RSSフィード等の技術を背景とし、
「サービス」そのものではなく、
多様な「インタフェース」が増加する時代に入る。
極端な話、個人が夜に寝ないでつくれちゃったりも。

さらに小さく、速く、賢い者が勝つ時代に入る。

特に、インターネットサービス企業の中では、
営業・開発・プロデュースの3分野で抜群の者に限られるが、
経営者に対して、
「搾取を続けると、貢献しないゾ(副収入あるし★)」
と交渉力を持つ結果になる。それも圧倒的な。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

えーっと、元々の話題に戻ろう。

僕たち経営企画室の役割ってなんだろうか? 

僕たち経営企画室は、社会全体を幸せにすることはできない。
また、それはミッションとして与えられていないし、
その力も、権利もない。
人類は幸せになりたい、と望んでないかもしれない。

でも、この会社は幸せにする、というミッションがある。
だって、社長がそうしたいんだ、って言ったもん。

改めて問う。僕たち経営企画室の役割ってなんだろうか? 

この会社が、何年もずーっと続く「仕組み」をつくりあげることだ。

もし、「投資家・経営者・労働者のパワーバランス」
が、永続成長のカギとなるのなら。

もし、このパワーバランスの是正を通じて、
両者の期待と応報、期待と追加投資、追加投資と拡大再生産
そんな成長のスパイラルを爆走できるというのなら。

もし、パワーバランスの是正が、
パッと見は「雇い主(=経営者)への反抗」に映るかもしれないが、
しかし、それが、全体最適(=永続成長)に寄与するというのなら。

パワーバランス是正の促進だって、僕たちのミッションに加えられるべきだろう。

投資家だって、経営者だって、緊張する。
「いいタイミングで資金投入しなきゃな」
「いい経営をしなきゃな」
「いい経営をしなきゃ、労働者に切られる」って、緊張する。

そんな組織への進化。

まだ、世界中に誕生していない。

以上






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Last updated  2010/02/01 08:47:42 PM
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