社長室　業務日誌

Ｑ、「勝つ」って何だろう？　
　　　具体的にどのような状態を指せば、勝ちなのか？

Ａ、スポーツのように
　　　「誰かに勝った」という状態は、
　　　我々の目指す「勝つ」ことにはあたらない。

→　ならば一体、何なのか？　

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うーん、全然わかんないなあ。

この解を導くには、
「勝ち」という言葉が表す、その本質の何たるか、を
突き詰めて考えてみれば、自ずとわかるかもしれない。

数学では、両辺にχをかけて２次関数にしてみて、
突破口を開いていく手法がある。

数式を展開するわけではないが、
「勝つ」を、単純に、言葉というか、記号として認識し、
いろんな組合わせのバリュエーションをかけてみて、
何かインスピレーションを得てみよう。

（１）「僕は勝つ」
（２）「彼は勝つ」
（３）「このイスは勝つ」
（４）「僕は勝っている」
（５）「僕は勝った」
（６）「僕は勝ったぁぁぁ！！！」
（７）「僕、勝っちゃった」
（８）「僕は勝てる」
（９）「僕は勝ちたい」

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（１）
基本形。。。。。フムフム、なるほどね。

（２）
主語が第三者。。ふーん、そう見えますかね・・・。

（３）
主語がモノ。。。うーん、意味が通じない。
つまり、「勝つ」という言葉は、
人間や生物、もっと突き詰めていうと、
「意思のある」生物のみが使える言葉、ということがわかるね。

（４）
進行形。。。。。
試合の最中で、まあリードしてる、
まだ結果が出てない状況かな。

（５）
過去形。。。。。結果が出たんだね。よかったね。

（６）
過去形＋感情移入アリ。。オォ！　よかったねー！！　
とっても嬉しい感じがするね。
もう、ずっとずっと、悲願の勝利。
辛い練習も重ねてきたに違いない。
という感じだね。

（７）
意外感。。。。。
なんか、ラッキーパンチでも当たって、
予想外の結果が出ちゃったんだね。
勝つって思ってなかったんだな。
なんか、あんま嬉しさを感じないね。

（８）
推測・希望。。。
試合の最中で、お互いに０－０。
もしくはリードされていても、
自分に言い聞かせて、何かを狙う。そんな感じだね。
緊張感ただよう様子だね。

（９）
意思。。。。。。
うーん、力のある言葉だね。
こう言われたら、なんて答えようか。
ガシッと受け止める以外、対応のしようがないくらい、
サラリと流すには強すぎる、気持の入った言葉だよね。
じゃあ、がんばれよっ！　ていうよりかは、
・・・一緒に練習しよか！　みたいな。


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さて、、、、こう見てきたけど、心に響いたのはどれか？　

独断と偏見でいくと、（６）（９）かな。


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こう見てくると、
「勝つ」という言葉の持つ本質について、
”事実”をいくつか抽出することができる。


（事実）

（一）
「勝つ」「勝った」という言葉は、
ある状態を指すために使われるのではない。
自分で”もぎとる”ような結果、というか、
そういうものを指す、極めて能動的な言葉である。

（二）
「勝ちたい」という言葉は、非常に強い意思を伴っている。
家のコタツに寝転がって、
「あ～、勝ちたいなぁ～ムニャムニャ」
なんて似合わないよね。
なんか使いにくい。なじまない。

むしろ、寒風吹き荒れる中、
力強い目とか、握り拳とか、
「強い意志」と共に、能動的に発する言葉である。


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もう一度、解答すべき問いを確認してみよう。

Ｑ、「勝つ」って何だろう？　
　　具体的にどのような状態を指せば、勝ちなのか？
　　
　　「勝つ」って何なの？　

上記は、２つの問いに分解できる。


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Ｑ１、そもそも、「勝つ」って何だろう？　
Ｑ２、具体的にどのような状態を指せば、勝ちなのか？


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きょう、ウダウダと考えて、
抽出した事実から、下記の仮説（＝解）が導ける。

つまり、

Ｑ１、そもそも、「勝つ」って何だろう？　

Ａ２、「勝つ」とは、厳密に言うと、
　　　勝負が始まる前に、
　　　既に、自らが「勝ちたい」という強い意志を持ち、
　　　かつ、自らが能動的に動いて
　　　「勝利という状態」という結果をもぎとる、という
　　　非常に能動的な一連の行動～結果のこと、である。


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しかし、まだ、下記の問いに答えていない。


Ｑ２、具体的にどのような状態を指せば、勝ちなのか？
　　　スポーツのように「誰かに勝った」という状態は、
　　　我々の目指す「勝つ」ことにはあたらない。
　　　ならば一体、何なのか？　

　
⇒　これは明日以降の宿題としよう。


以上