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社長室 業務日誌

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2005/03/23
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カテゴリ:カテゴリ未分類

「敬意」とは、どのようにして生まれるか。
「嫌悪感」とは、どのようにして生まれるか。

少なくとも僕達は、
「交渉」という過程は、どちらも生みやすいと考えている。

―――――――――――――

交渉とは、何か。

その本質は、お互いに、いろんなケースを想定し、
自分の考え・希望を、真剣にぶつけ合うことだ。

また、その一方で、
相手の考え・希望を満たせるよう、
真剣に知恵を絞るということだ。

限られた時間内で、毎日、毎日、深夜までヒザを突き合わせ。

こんなにも、
相手と自分のことだけを考える時間。そんなにない。

こんなにも、
2人の今後を真剣に話し合う場面は、
この後、二度と来ないといってよい。

だって、後は、同じ船に乗り込むんだもの。
ケンカや、言い争いをしてる場合じゃない。
2人で漕がなきゃ。

交渉とは、

「後でケンカしなくていいように、詰めておくもの」
「後が、うまくいくように、詰めておくもの」

そういうものだと位置づけるのが正しい。

―――――――――――――

2人の共同生活が始まる。

一人だけが幸せになったり、得をしたり、
そうなってしまっては、続かない。

だからこそ、注意深く、相手を思い、真剣に考える。
自分だけでなく、どうしたら、2人がうまくいくのか、を。

交渉は、ケンカではない。
また、ディベート合戦でもない。
その場における、勝ち負けを、求めないという意味で。
その類のものとは、全く別次元にあると考えた方がいい。

―――――――――――――

でも、こんな風に、交渉という物事を捉えたり、
相手のことを真剣に考える人は、少ないらしい。

みんな、自分のことばかり考えて、交渉に臨んでくるようだ。

その結果、多くの結婚が破談になっている。

―――――――――――――

そういうケースでは、
事前交渉において、
お互いの「敬意」が生まれなかったのだと思う。

きっと、自分のことばかり主張したのだろう。

その結果、
「こいつ、自分のことばっかり、言いやがって・・・」
という思いが、どこかに残ったはずだ。

そういうケースでは、
片方だけじゃなくて、大抵、両方とも「こいつ・・・」
と思っている。

でも、必ず一方が強いから、押さえつけて合意になる。

一応、笑顔で握手・・・。

―――――――――――――

この、小さなわだかまりが、後に膨らんでいく。

「嫌悪感」は、膨らみやすい。

物事がうまくいかないとき。
人は、誰かのせいにすることで、一瞬の清涼感を得る。
麻薬だね。

大抵、目の前の相手のせいにする。
一番、近い存在に矛先を向ける。

本当は、一番、助け合わないといけないのに。

―――――――――――――

交渉を通じて、本当に僕達が得るべきもの、とは何か。。。

   「嫌悪感」を生まないようにし、
   「敬意」を生むようにする

ということだろう。

いろいろな条件交渉、
つまり、「交渉結果・条件結果」の取得は、
それは結果ではなく、
もしかしたら、ただの手段に過ぎないのかもしれない。

実は、それが本質であり、達成すべき目的なのかもしれない。

以上







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Last updated  2005/03/25 01:48:23 AM
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