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社長室 業務日誌

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2005/04/23
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カテゴリ:カテゴリ未分類
学生君は、入社したいと言った。

僕は、下記のように答えた。

―――――――――――

僕の話、わかった? あ、そう。よかった。
入社する? あ、そう。わかった。
もう就職活動しません? え、ちょっと、そりゃ待てよ。

もう少し、活動を続けてみたらどうかな。

理由は3つ。

―――――――――――

(1)君の意見が楽しみだから

僕は、君を入社させるのが仕事ではあるんだけど・・・。
決まると、もう君と会うの、終わっちゃうんだよね。

君、おもしろいよ。僕、君と縁ができたので、君ともっと話していたい。

ぜひ、こういう事象があって、自分ではこう思う、というのを、随時聞かせてほしい。
それは、継続する就職活動でもいいし、別のことでもいい。
とても楽しみにしています。

―――――――――――

(2)バイアス・フリーな自分を楽しむ

もう会社、関係なく、中立的な立場からの意見なんだけど、

投資が好きなら、よくわかると思うんだけど、
「儲けたい」「損したくない」「失敗が恐い」とか、
意思決定にバイアスがかかる心裡状態だと勝てないじゃん。
相場というか、自分に負けるというか。

僕、内定ゼロのときって、バイアスがかかっていたと思う。

うちは、とても高い評価で君に内定を出しているそうです。
だから、入社したいって言ったら、できるよ。

今、君は、少なくとも内定1なわけでしょ。

「内定ほしいから、無意識に何か我慢した」というバイアスがかからない、
初めて、バイアス・フリーな状態で、
就職活動や、残りの学生生活に臨める状態になってるわけじゃない。

少なくとも、バイアス・フリーな状態で、自分は物事をどう感じるのか、
「自分を知る」という観点からも、続けてみる価値はあると思う。

僕は、自分が学生だったとき、そう考えたよ。
そしたら、やっぱり色んなものが見えた。

君という人が、バイアス・フリーな状態で、
あの会社はこうだった、こう思った、それに対してxxはこう思う、
とか話をしてくれること、
そして、その過程での君自身に変化があるのであれば、その変化。
とっても楽しみにしています。

―――――――――――

(3)就職活動に終わりはないから

いろいろ話をしてきたけど、就職ってさ、君と僕にとっては、
「自分がピカピカになる環境さがし・仲間さがし」なわけでしょ。

だったら、この話に終わりはない、と思うんだよね。一生。

縦軸に、自分の目的、どうなったら楽しいか、と、
横軸に、構成要素を置くと・・・

こういう図で、全ての選択肢を捉え、考えていくべきかと思う。

             
                 Where      Who    What
               (環境・機会)  (仲間) (職務・役割)

・自分の成長を
 最大化する   
 (過程)
 (ストック構築)
 (インプット)

・現時点の自分の力量・
 パフォーマンスを
 最大化する
 (成果)
 (フロー放出)
 (アウトプット)


最終的な僕達の仕事上の目標は、

「一生をかけて、自分の、社会貢献のアウトプットの、総質量を極大化する」

でしょ。

結果は一発勝負ではなく、累積的なもの。

また、全ての仕事人生は、アウトプットの過程であり、
また同時に、将来的なアウトプットを極大化するためにインプットする、
という過程も平行して進んでいる。

全ての仕事上における人や、物事との出会いや別れ、
全部、自分のインプット/アウトプットを極大化するための
投資機会としては存在し、全てを判断していくんだと思う。

今は、主にインプットの時期なのか、アウトプットの時期なのか。

どこに、誰といることに、自分の身を置くことが、
その時期の課題を最大化できるのか。

これって、ずっと考え続けるべきことだよね。
就職活動シーズンだから、3年やったから、とかじゃなくて。

―――――――――――

うーん、彼との話にかこつけて、自分の問題意識をまとめた自分がいた。

彼は消化不良だったかもな・・・。
「この、おっさん、何しにきたんだ」って思ったかな・・・。

でも、賢いから大丈夫だろう。

ごめんよ、学生君。

以上






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Last updated  2005/04/23 11:18:47 AM
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