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歴史は繰り返す、と言う。 日本人の消費の歴史をたどってみよう。 EC先進国(?)の米国の歴史、とかじゃなくて。そんなんどうでもいい。 過去の総合流通事業者たちが、消費者に翻弄された、 その歴史を、もう一度たどってみよう。 僕達自身に当てはめてみよう。 「翻弄されて、負けちゃった側」との共通点が、結構多いかも、と思っちゃった。 今、そこにある危機って、結構多いんかもなあ~って気づいちゃった。 2連勝で浮かれてる場合じゃないかもね。 ――――――――――――――― (1)モータリゼーションの進展と、郊外型ロードサイド大型店の急成長 ⇒ 消費者の導線の変化は、小売業のあるべき姿を変える。 過去、流通の世界では大逆転の歴史があった。 駅前の百貨店や街のスーパーから、 郊外のスーパーストア、カテゴリキラーに人々は流れた。 イオンが勝ち残り、ダイエーが負けたのは、 この対応力の差だったといえる。 ⇒ 今、息吹を見せている新たな導線の芽に、 僕達は気づき、手を打つ必要がある。 (2)カテゴリキラーによる、GMSの駆逐 ⇒ 店が遠くても、欲しい品物があれば、消費者は出かける。 GMSが育んだ大量在庫モデルを応用し、 商材の絞込みと、アピールによって、 よりわかりやすいマーケティングと在庫モデルを構築した、 事業者がいた。 まるで、小国が大国を打ち負かしたかのような歴史。 ⇒ かつて小売事業者で見られたこの歴史も、 カタログ通販の世界で、既に再現されてしまった。 ECの世界でも、絶対に、必ず、起こる。 ⇒ 今、起こり始めている新たな「出店者」像に対し、 僕達は、気づき、手を打つ必要がある。 (3)情報メディアの多様化と、人間の情報処理能力の向上がもたらした、 「店」に求める要素の変化/「店員」に求める要素の変化 ⇒ 情報メディアが少なく、消費者の情報処理能力の低かった時代、 異なる商材のアソートメント(イメージ増幅)は、 百貨店が果たしていた(ディスプレイや、店員のコメント) ⇒ その後、ファッション雑誌の登場により、消費者に何が起こったか。 店に行かずとも、事前に脳内活動を行う機会を獲得し、 自らの脳みその中でアソートメントを組み立てる能力、 そして、店員のオススメを自分で判断できる能力を高めてきた。 ⇒ 今、起こり始めている、情報メディアへの新たな欲求。 これが引き起こす新たな導線の芽に、 僕達は気づき、手を打つ必要がある。 (4)行動時間帯の多様化と、距離・時間を超越したサービスの誕生 ⇒ 忙しくて買物にいけない。距離・時間を短縮する業態も誕生した。 街の商店街→GMS→コンビニ へと移り変わった背景は、 一人暮らしの増加、核家族化の進展をとらえたかどうか、だ。 朝早く起き、夜10時に寝る魚屋の親父に、 この生活習慣の劇的な変化が理解できたはずもない。 ⇒ 今、起こり始めている、消費者のさらなる生活の多様化と、 所得格差誕生の予感。 これが引き起こすであろう何かに、 僕達は気づき、手を打つ必要がある。 ――――――――――――――― その昔、ある国に、 野球で勝てるようになったら、モノが売れなくなった、 という哀しい流通プレイヤーがいた。 似たくない・・・ ――――――――――――――― 僕達は、もはやEC事業者から脱皮し、 一個の流通事業者になろうとする、 まさにそのタイミングなのかもしれない。 GDPの個人消費のネット化するといわれる数%を取り合うのではなく、 個人消費そのものを「非対面販売」で、 「対面販売」からシェアを奪い取る、そんな流通事業者になる、 その分水嶺に立っているのかもしれない。 ――――――――――――――― EC事業者に留まり、消費の傍流でいること。 それは実は楽チンだ。傍流に大きな責任は伴わない。 しかし、消費者は既にネットに触れてしまった。 そして、ネット自身と、ネットを絡めた周辺媒体は、 情報メディアとしての主流を形成するであろう。 その結果、消費行動に著しい影響を及ぼすであろう。 僕達は、その消費者達が引き起こすであろう、 新たな変化に対応せざるを得ない。 なぜならば、消費者がそれを望むからだ。 でも、僕達がやらなくても、きっと誰かがやる。 歴史をつくるのは、メーカー・流通側ではない。あくまでも、消費者だ。 言い方を変えれば、 消費者をナビゲートすることができたメーカー・流通側かな。 でも、それは消費者が望んだからだ。 ――――――――――――――― もはや、PCだけじゃなく、全ての情報媒体が仲間であり、敵となる。 「店舗」という情報提供機能も、仲間であり、敵となる。 今、そう変わろうとしているのかもしれない。 但し、売るモノと、売る人と、買う動機・理由、買いたいモノは、 実は変わってない。 買うタイミングと、場所が異なるだけだ。 ――――――――――――――― 将棋で言えば、 PCで事業基盤をつくった、というのは、 駒を並べるような序盤戦に過ぎず、 ようやく中盤戦に入る、という局面だったに過ぎないのかもしれない。 中盤戦とは、どのような局面か。何をする局面か。 駒の激突と、交換。 そして、激突と交換を通じて、相手の息吹・意向を感じ取り、 ある程度、合わせて打つ。という局面でもある。 一手差で勝つ、そのために。 ――――――――――――――― 留意すべき点は、中盤から終盤への展開は速い、ということ。 また、もう一ついえることは、 序盤でのミスは取り返せるが、 中盤でのミスは、もはや取り返せない、ということ。 最重要なのが、中盤戦だってこと。 いつ長考するかっていうと、中盤戦を制するためになのだ。 そんな風に大局観を捉えるべきなのかもしれない。 以上 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/05/26 03:27:38 AM
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