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誰かを失った傷みを乗り越えていくには、どうすればいいだろうか? 乗り越えさせていくには、どうすればいいだろうか? ――――――― ほんと、ガックリきたとき。 よく、時間が解決するさ・・・っていう。 そっとしておいてやるしかない、っていう。 気晴らしにどこか誘ってみる、ということもあるだろう。 しかし、もしかしたら、本当に必要なのは「理由」かもしれない。 乗り越えよう、立ち向かおう、仲間がいるじゃないか、 と、自らの力で、再び、活動し始めるに値する「理由」。 恐らく、時が解決する、の本質は、 その「理由」を見出すための、その期間を指しているのかもしれない。 ――――――― こんなヘコむ時期に、 こんなにも多忙な葬儀という、複合的なイベントを盛大に行い、 多くの人を招くのは、なぜだろうか。 悲しんでる間もないよ。。。 でも、「素晴らしい葬儀にする」べく、勝手に体が動いてしまう、 そんな本能のようなものが、 人間、という動物の中にインプットされているのかな。 葬式って、とても、団結する。 残された者、本人達も、その周囲も。皆。 偉いのも、お金持ちも、そうじゃない人も、率先してテーブルを運んでいた。 だって、おばあちゃんの前だもん。 全員が息子であり、娘であり、孫であり、親戚でしかないんだもん。 ――――――― そして・・・、 葬儀、その多忙さに傾倒することで、 残された者達は一瞬、全てを忘れることができていた。 悲しみも、怒りも、何もかも。 もしかしたら、一種の、強制的な「理由」づくりなのかもしれない。 メンタル面で、とてもとても脆く、弱い人間という動物を、 強制避難的に守るために編み出された、一種の知恵なのかもしれない。 以上 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/06/23 03:23:00 AM
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