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碧くん、君のおかげで、 僕は、本当に楽しいお葬式の数日を過ごすことができました。 僕は、無邪気な君の遊び相手を通じて、 君のヤンチャを、僕的には全部OKにできる、 すごい力に圧倒されていました。 僕、子供嫌いだったはずなんだけどな・・・。 ――――――― 僕は、君をかわいがっていて、 それを通じて、僕自身が赤ん坊だったとき、 おばあちゃんも、同じ気持で、優しさ、慈しみ、赦しの心で、 何をやってもOKと、 僕のことを包んでいてくれていたのかもしれない、と、 デジャヴ現象(?)のように思い出していました。 ――――――― 僕は、もう大人になってしまった。 だから、子供のとき、おばあちゃんに包まれていたような、 あんな満たされ方は、もうこの先、ないと思うんだよ。 いくらカネを積んでも、それはないと思うんだ。 カネじゃなくて、愛でも、 99.99999999%の信頼は築けるかもしれないけど、 やっぱ他人だから、100%はないでしょ、と思ってる。 そんな風にどこかで覚悟してないと、立ち直れない気がするの。 そんなの当然で、しょうがなくて、わかっちゃいるんだけど、 ああ、そうなんだなあ、 もう、お母さんも、おばあちゃんも、いないんだあ・・・って、 心のどこかで、思っていたんだよね。 恐いとか、イヤだとか、そういうんじゃなくて、 ああ、そうなんだ。。。というシミジミ感。 ――――――― でも、碧くん、君と遊んでいてね、思ったんだけどね、 包む側になるのも、結構いいな、 もしかしたら、あの頃よりも大きい満たされ方をするかもしれない、 包んでくれる人、ゼロでもやってけるかもしれない、 って思ってるんだ。今。 もしかしたらね、 碧くんは身内とはいっても、やっぱ他人だからさ、 僕やおっちゃん達が遊んであげたことも、 全部許してあげることも、 そんなのスッカリ忘れてしまって、 うぜぇなぁクソじじいって叫ぶ日がくるかもしれない、 とも思うんだけど、なんか、それでもOKな気がしてるんだ。 すっごく不思議なんだけど。。。 だから、 おばあちゃんがいなくなっちゃったとしても、 自分を包む人がゼロになっちゃったとしても、 恐くないかもしれないな、って、完璧に処理し、理解し、 100%、その事実を受け入れて、 処理することができなくもないかもな、って感じがしてるんだよ。 ――――――― うまくいえないけどさ。 完璧に整理がついた、というか。 ずーっと前に、お母さんがいなくなっちゃったときに、 いろんな人がいなくなっていったときに、 僕は、整理をつけたようで、実はつけれてなかった。 でも、君のおかげで、ついたよ。 今までのも合わせて、 全部、いっぺんについちゃった気がするよ。 ありがと。 以上 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/06/23 03:30:29 AM
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