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社長室 業務日誌

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2005/07/08
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カテゴリ:カテゴリ未分類

メチャ頭のいい人が2人いる、とする。
お金持ちが2人いる、とする。
びっくりするほどハンサムとか、美人が2人いる、とする。
まあ、なんらかの理由で、周りから人気ある奴が、2人いるとする。

片方は、とても尊敬できるのに、もう片方は、めっちゃイヤミな奴。

この違いは、何から来るのだろうか。

――――――――――――――

最近、毎晩徹夜している。
でも、単なるメールや連絡待ちのケースもある。

そんなときは、ショウタイムで懐かしのアニメを見るのら。

最近のイチ押しは「一休さん」。
めーーーーっちゃ、おもしろい。
http://www.showtime.jp/animation/toei/ikkyu02/mini/index.html

ヤマト、ガンダムもそうだが、
大人になってから見るとメチャメチャ教訓が一杯なんだな、
とわかる作品は多い。

――――――――――――――

和尚「そもさん!」
小僧「せっぱ!」
和尚「お侍サンと、お百姓サン。どちらが偉いか」
小僧「そりゃー、お侍さんでーす。
    だって、いばってるじゃーないですか」
和尚「バカモン! 
    お前達は間違っておる。
    侍がいばってられるのは、お百姓が年貢米を納めるからだ。
    侍がいなくなっても誰も困らないが、お百姓がいなくなってみよ。
    人々は飢えに苦しみ、たちまち世の中は滅びる。
    ゆえに、お百姓こそが国の宝である」
和尚「厳しい自然と戦って、一粒の米をつくってくださる。
    その苦労を思い、片時たりとも感謝の気持を忘れてはならぬ」
・・・チーン

で、この後、
身分をかさにきて、百姓をイジメる武士が出てきて、
和尚さんの教えの通り、将軍様もろとも、一休さんがやっつける、
というお話。

確かに、和尚の言うとおりだ。

――――――――――――――

昔、武士がいばっていた理由は、何なのだろう? 
何度、歴史を学んでも、理由がわからない。

まあ、推測するに、
「命を張って、国(みんな)を守るから」
という理由なのかな。

えー? 農民も戦争に駆り出されていたじゃん! 
という突っ込み所もあるのだが、
恐らく、
「基本的には、武士が戦う。
 安全保障などの外交政策も含めて、常時、戦う。
 しかし、全面戦争などの緊急時には、皆が団結して戦う」
という立て付けなんだろう。

昭和初期の軍人と、普通の市民の関係に似ているのかな。
ヤクザ(用心棒)と商人の関係とか。
政治家と有権者とか。

――――――――――――――

でも、いばる必要はないだろ。なんで、いばるんだ? 

いばっていい道理なんて、どこにもないし、
そもそも、いばる必要がない。理由がない。何も本質じゃない。

強い人が、「守護・警察」の職を得ているのは、
「守るべき対象=弱い人」がいるからだろ。
政治家が先生面できるのは、有権者がいるからだろ。
勝つ人がいるのは、負ける人がいるからだろ。

強い人が、「強い」といわれるのは、
絶対評価ではなく、そのコミュニティ内で相対的に「強い」からだ。

「賢い」「優秀だ」「足が速い」「偉い」などなど。全部、一緒。
ある人が、自分の証明をするには、
「そうじゃない人」「自分じゃない人」の存在が前提となる。
たとえば、守るべき相手がいるから、自分がいる。

強い人は、弱い人を捕まえて、いばってる場合じゃないのよ。
相手の存在を認めて、初めて、自分の存在が成立するのだ。

存在を認めること、それは、いばることじゃないし、卑屈になることもない。
ただ、単に、相手を認めるだけ。普通に話すだけ。
何も特別なことじゃない。
何も違わないし、なんだろ、なんでもない。そう、なんでもないの。

――――――――――――――

仮に、本当に優劣があったとしよう。
でも、それは、たまたま、このとき、この瞬間に、
自分が得意なことで、相手と対峙したから、起こったまでの現象。

もし、来年、再来年。
全く違うシチュエーションで、違うことだったら、相手の方が優秀かもしれない。

今日、この瞬間に、Aさんが、Bさんより優れていたのは、
たまたま、偶然が重なっただけで、何も本質まで優劣がある、という話じゃない。

だからといって、Aさんは、謙遜する必要もない。
だって、そこには、何も差とか、優劣とか、ないんだから。最初から。

ただ、単純に、Aさんがいて、Bさんがいました。という話なだけ。

ただ、今日、この瞬間に、そのことに関しては「違い」があっただけで、
その本質に、優劣があったわけじゃない。

本質の違いのみが、今日、この瞬間に、このことに関して、あっただけ。
そんなことに過ぎない。

――――――――――――――

もし、意見の対立があっても、そうだ。
本質の違いのみが、今日、この瞬間に、このことに関して、表面化しているだけ。
明日を待たずに、決定的な決裂に、なるわけがない。

決裂しているのは「違い」のせいではなく、
ただ、当事者が決裂したかっただけ、でしかない。

本当に一緒にやりたかったら、決裂するわけない。
なぜならば、「対立」があるのではなく、「違い」があるだけだから。
「違い」を受け入れ合い、許容し合い、譲歩し合うだけだ。
何も、変わらない。

――――――――――――――

さて、周囲から見て、他より優秀な者。富める者。ハンサムな者・・・。

そういった人で、イヤミじゃない奴は、こう思っている。

いや、こうも何も、何も思ってない。何も考えてない。
自分は優秀だ、自分は劣っている、とか、そんなこと、何にも考えてない。

多分、そういうことなんだ。

以上






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Last updated  2005/07/09 12:37:33 PM
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