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社長室 業務日誌

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2005/07/09
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カテゴリ:カテゴリ未分類

僕達は、2001~2002年の教訓を活かそう。

それが僕達KK室のミッションだろう。

――――――――――――――

2001~2002年に起こってしまったことって、何か。

それは、よーいドン で、日本のEC市場がスタートした直後で、
人材も一定程度が揃っており、
参入には最高の環境であったにもかかわらず、
競合はおろか、市場成長率すらビートできてない、
いくつかのサービスがあることだ。

特に、ECカテゴリ。
バーティカルや、個別のカテゴリ・業態によるECについて、
僕達は競合の後塵を拝している。

時代は、カテゴリキラーの時代を迎えるだろう。

「EC」という総合的な括りではなく、
「ファッションはあの店」、「グルメはあの店」と、
わかりやすい認識・理解方法を通じて、
消費者が行動する時代を迎える。

よって、以前以上にバーティカル戦略が重要となる。

これを支えるのが、KK室の役割ではないか、と。

これまでの事実をベースに、新たに色々なことを描くのだ。

――――――――――――――

事実分析を行うと、
2001年にスタートした諸施策に関しては、
既に、実は、2002年に戦略変更・追加投資をすべきだった。
という分析結果が出てきてしまう。

これを元に、将来を描いてみよう。

(仮説)

なぜ、戦略変更・追加投資が、できなかった/しなかったか。

理由1:そもそも戦略がなかった。変更する対象がなかった、ということだ。
      つまり、十分なリサーチがなかった。
      どうせリサーチしたって、現実的には計画通りいくことなんてない。
      市場がどう変わるかだって、読めないのに。
      その場、その場で、現場の部長(=プチ経営者=マネジャー)
      の人間力で勝負するしかない。
      リサーチに時間をかける過程を通じて、
      マネジャーが頭デッカチになっちゃうのを、
      即行動できる人間になれなくなるのを、社長がいやがった。
      とりあえずスタートしとこう、
      でも、まあスモールスタートにしとこう、と。
      もし、外したって、その過程で、マネジャーは育つ。

理由2:間違っていたけど、わざと戦略変更を実施しなかった。
      なぜなら、走り出していたから、その予算達成を最優先したから。
      言い換えると、予算達成が生み出す「人間育成」を優先した。
      そこで戦略変更すると、予算未達に関して、
      マネジャー達にエクスキューズを与えてしまうことになる。
      それを社長がいやがった。社長は、マネジャーを育てることを優先した。

理由3:戦略変更うんぬんの前に、個別努力(カイゼン)が100%できてなかった。
      そんな状態の事業・組織に追加投資を行っても、
      ROIを低下させるだけだ。だから、追加投資をやらなかった。
      経営者(マネジャー)に追加投資を行うには、
      対象となる経営者のROI維持能力の証明が先だ。
      その上で、カイゼンをしても、しても、いくらしても追いつけない、
      と証明されたとき、
      そのとき初めて、経営側から、戦略変更の意思決定が可能になる。


(To Do)

やはり、戦略変更を行う。但し、下記を満たすことが条件。

1、徹底的にリサーチする。突き詰めて、突き詰めて、経営指標を抽出する。
    表面的な、なんとなくの見切り発車/見切り延期をやめる。
    もう、僕らの仲間である、プチ経営者達(マネジャー)は育った。
    この数年の必達文化にもまれて。
    だから、事前リサーチに時間をかけたって、
    頭デッカチになる奴は、もう一人もいない。
    ならば、事前リサーチの過程を通じて、
    当事者意識をより高める効果も期待し、徹底的にリサーチすべきだ。
   
2、カイゼン度が一杯一杯になった先かどうか、判断する。
    その上で、ROI維持能力を証明した、
    プチ経営者(マネジャー)と組織に対してのみ、追加投資・戦略変更を行う。

――――――――――――――

前回はできなかったが、今回はできる。
なぜなら、今回は、育ってきたマネジャー達がいるからだ。

あと、僕もいる。うひひ。

以上







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Last updated  2005/07/09 03:20:06 PM
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