052418 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

社長室 業務日誌

社長室 業務日誌

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2005/08/15
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類

ブログを、ビジネスとして分析してみる。

――――――――――――――

書く理由が、明確に把握できないのであれば、
本質(欲求)を突いたニーズを提供できてない、ということだ。

つまり、書く側に向けて、本質を突いたニーズを提供できないのならば、
少なくとも、書く方からはおカネとるのは難しい。

(仮説)
もし、そうなら、書く・読むことを満たすサービス、
それ自体はインフラ化し、コモディティ化し、無料化するだろう。

そしたら、そのインフラ(トラフィック)を用い、
そのトラフィックに興味を示す人からおカネをとるしかない。
インフラの副次的収入としての広告か。

(さらに演繹的な疑問)
でも、もしそうなら、
昔(今もあるが)のコミュニティサイトの広告と、どう違うのか?
1pv、0.01円の。1億pvで100万円の。

――――――――――――――

ブログ化することで「カテゴライズ」される
=つまり、ページ単価を上げられる。という人がいる。

――――――――――――――

ブログ化の本質は「カテゴライズ」することにはなく、
「圧倒的容易に、素人でも、テキスト/画像コンテンツを生産可能にした」
ことにある。多分。よく知らないけど。

その手軽さにより、世界・社会に、新たな「書き手=情報提供者」を引きずり出した。
新たなメディア/情報サービスの誕生。
これ自体のインパクトは、すごい。

TV(映像)による世論形成・広告手段へのイノベーション、
WWWによる情報検索・情報収集手段へのイノベーション、
メールによる通信手段へのイノベーション、
携帯電話による通信手段へのイノベーション、
それらに匹敵するイノベーションかもしれない。

でも、新しいメディア/情報サービスに進化するためには、一枚足りてない。

仮に「カテゴライズ」しにくくったって、
収益性の高い=広告出稿者にとって涙を流すほど喜ばしい、
メディア/情報サービスとして成立するには、何が足りないのかな。

世の中のカネが動かないと、一般大衆を巻き込んだムーブメントに至り得ないだろう。

――――――――――――――

・認知効果が高い
・CTRが高い

上記2点、どちらかを満たした媒体/情報サービスにならなければ、
これ以上、大きなムーブメントにならないのではないか。

つまり、結局、イノベーションはなかったと。

TVが流行ったのは、
・ラジオより認知効果の高い広告手段として成立した/させた
・新聞、ラジオより、全く著しく新しい広告手法すら生み出した
 (TVで露出・認知、スーパー=新たな流通の棚割り戦略での
  ダブルパンチで大量刈り取り)
からだ。多分。

上記を参考にするならば、新しい情報サービスは、
それをコンサルすれば食べていけるような「手法そのもの」を
生み出すくらいのインパクトがなければ、爆発しないと思う。

例えば、「楽天大学」でメールのことなんて教えなくなっちゃって、
ブログの書き方ばっかり教えるようになるとか。
ブログRSS配信のパーミション獲得手法について教えるようになるとか。
どこに何をすれば、そのパーミション獲得が早く多くとれるようになるとか。

――――――――――――――

では、もしそうならば、

・今のままでは、ある書手は、あるカテゴリについて、
 深く深く、毎日毎日書いてない。
 「映画」について書いた日もあれば、「恋愛」について書いた日もある。

⇒ まず、書かれた内容を、個別にカテゴライズできるか?
  もしできないなら、これまでのコミュニティが超えられなかった、
  同じビジネス面での課題にぶつかってしまう。
  進歩がない。。。

――――――――――――――

ビジネス面での課題、というのは、
コミュニティ・掲示板のビジネスモデルは、
コストサイドは、(書き込み量×保持コスト)+(読み出し量×保持コスト)
で構成される一方、
レベニューサイドは、(読み出し量×ページ単価(=広告単価))
と、書き込み量は全く売上に貢献しない、ということだ。

つまり、書かれても、読まれないコンテンツがたまっても、
経営としては全く意味がない。
恐らく、アドセンスなんかでは焼け石に水なのであろう、と思う。

――――――――――――――

(仮説)
媒体側のビジネスとしては、
「読まれるコンテンツ」が比較的多いブログサイトにならなければ、
黒字化の道筋が立たない。

つまり、経営指標としては、「読まれてるコンテンツ」率、とかを管理すべき。

――――――――――――――

じゃあ、世間のブロガーに、「読まれるコンテンツ」を書いてもらうためには・・・
どうしたらいいのかな? 

<所与>
(1)人間に「これを書け」と強制することは不可能である。
   (できるとすれば、”ここはレストランのことだけを書くサイトです”と、
    明確にすることか・・・。そしたらレビューサイトじゃん)
(2)本日現在では、自動的なコンテンツの関連付け、キーワード付け、タグ付けを行い、
   広告管理に用いる技術も、精度が著しく低い。

どうしたらよいか、は、新たな仕掛けで解決する、というよりかは、
今、現在、「読まれている」ブログの特徴から、
仮説を導き出すしかないかも・・・。

読まれているブログの特徴は・・・、

(一)本当に、おもしろいコンテンツ (全体の1%程度であろう)
(二)おもしろい・おもしろくない、を別にして、
   「知り合いだから」読んでる、というケース

経営として、(一)の数値・量をコントロールするには、
「売れっ子作家」、もしくは「作家のタマゴ」を惹きつける仕掛けを持つべき。
つまり、出版社みたいな業務が必要。
しかし、まあ、それはプロの出版社がやればいい。

マジメに経営するのであれば、マグレあたりの(一)に頼ることはできない。
(それも、ありだけどなあ)

よって、(二)をコントロールすること、に重きを置くべき。

つまり、「知り合い」をたくさん抱えているような状態を持てばよい、ということだ。
もしくは、「ファン」をたくさん抱えているような。

「I know Who」が満たされている場合のみ、アクセス数が読める。

出版社の常識であるが、
作家や有名人が、コラム・随筆を書いて、売れるのと同じで、
著者のネームバリューだけが、売上予測値の根拠となり、そして殆ど外れない。

これと同じ考え方でよいのであろう。

―――――――――――――

まとめよう。

(前提)
本日現在では、「I know Who」のみが広告媒体として、管理側がマネージ可能となる。

(仮説)
「I know Who」を多く抱える書き手を取り込むことが、経営のポイントである。

(To Do)
自助努力をするには、
「知り合い」や「ファン」をたくさん抱えているような書き手をたくさん集める。

具体的には、
・有名人を、書き手として取り込む
・友達の多い人を、書き手として取り込む

以上






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005/08/15 03:30:04 AM
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X