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事業計画とは、何か。 昔と今と、見方が180度変わった。 ――――――――――――――――― 昔は、つまり投資する側だったから、そのための道具だった。 第一に、「リスクは何か」を把握するためのもの。 投資家として、リスクを事前把握できてないこと、それは無責任だから。 リスクが顕在化してから、うろたえる投資家は、最低だから。 また、何が起こったら、追加投資なのか、撤退なのか、事前に覚悟を決めておくためのもの。 だった。 第二に、「最悪、どれくらいまでへっこむか」 つまり、資金繰り表上、資金をいくら持っておけばいいのか、確認するためのもの。 最悪の場合、投資家として、どこまで突っ込むことになるか、事前把握するためのもの。 だった。 第三に、「相手の覚悟度・真剣度を測る」ためのもの。 事業計画上のパラメータを抽出し、 その変動割合・恐れについて、相手に質問し、 認識度合いや、覚悟度合い、 その場合の対応について持っていない経営者はNGだった。 第四に、「モラルハザード」のないことの確認。 失敗したら、目の前の経営者も痛いのかどうか。 それによって、真剣度は変わる。 人間の力を引き出すもの、それは思いやコミットメント、それ一点。 人間をよく知る投資家なら、絶対にチェックする。 ――――――――――――――――― 今は、どうか。投資される側だ。 上記、第一~第四のポイントについて、当然なものであるとの認識を持っている。 逆の立場からでも、同じなの。 なぜならば、投資されなければ意味がないから。 そして、さらにその上に積み重ねる役割として、何かが機能している。 それは、投資された後に、ROIを上げていくためのツールとしての機能。 ROIを上げること。 それはつまり、カネ以外のリソースの稼働率を上げること。 つまり、ヒトを奮い立たせる機能である。 まず、自らの事業である、自らの人生を賭けている、 やらされているのではない、とのコミットメントを引き出すため、 リーダー本人に作らせる。手伝うとしても、自分がつくったとの認識を持たせる。 自分でつくったもの、途中で投げる奴はいない。 次に、もし、うまくいかなかったら、 「どうやったら達成できるか」考えるためのもの、 「どうやったら、ここに戻れるか」=戻る場所を確認するためのもの、 「どこを目指しているのか」=目的地を確認するためのもの、 つまり、航海図のようなものとして、機能する。 目的地がハッキリしていて、コミットメントが強い人間。 そういう奴は、少々では負けない。 そして、最後に。仲間の自信を引き出すための道具として使う。 全く新しい世界へ飛び込むこと。怖い。 「でも、これなら、現実的だし、やってみようか」 「こんな現実的なプランなのだから、できない方がおかしい。 だから、突破口をもうちょっと探してみよう」 「こんな現実的なプランを、しっかり立てられるリーダーなんだから、 ついていってみよう」 と思わせること。 こう思ってるメンバーの数が、その事業の成否を決める。 ――――――――――――――――― 将来の、読み切れない事象についての物語。それが事業計画だ。 投資してくれる人にも、できる限り、投資される側のことを知って欲しいな。 自分でやることなんだから、 もしこの通りに行かなかったら、違う手を考えて、約束の利益を出すさ。 だって、自分の人生なんだから。 不透明な事象に対して、僕達は、僕達の意見を言うよ。 理解してくれるよう、精一杯、わかりやすく説明するよ。 でも、読みづらいことだもの。 実は、テーブルの向こうのあなたに相談したり、意見を求めたりしたいんだ。 もし、投資家として付き合ってくれる、というのなら。 ある意味、結婚なんだから、不透明な事象に対する、あなたの意見も聞きたい。 甘えてるだろうか。。。 でも、本当は、そういう関係が、正しいと思う。 こっちの立場になって、初めて、そう思うようになった。 だって、投資される側だって、投資家を選んでいるんだもん。 以上 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/08/21 02:12:29 AM
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