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人間は皆、ダースベイダーみたいなもの、かもしれない。 『手に入れたい欲求』に勝てる人間はいても、 『失いたくない欲求』、これに勝てる人間などいるのだろうか。 ――――――――――― 愛する人を失うのと、おカネを失うのと、全く重みは違うかもしれないが、 株式投資の世界でも少々通ずる話はある。 我が人生のバイブル『ゾーン』でも、 『失いたくない欲求』について詳細に触れており、 この欲求に負けて、好機を逸す人間が負ける、と説いていた。 『ゾーン 相場心理学入門』 一貫して勝つトレーダーの特徴とは至極単純で、 ただ、”損切り”、”利食い”に躊躇がない、ということだ、と。 想定上限価格(アップサイド・リスク)を事前に決め、その通りに利食いし、 想定下限価格(ダウンサイド・リスク)を事前に決め、その通りに我慢して投げ売りしない。 バイアスフリーな心理状態で情報に反応・活用できており、 その反応に従順にトレードを躊躇なく行っている、と。 勝っても負けてもクヨクヨしない、一日のトレード結果に対してサバサバした特徴がある、と。 合理的な側面が、その人間性にも強く表れている、と。 一方、負けるトレーダーの特徴は、 想定上限価格(アップサイド・リスク)を事前に決めていても、その通りに利食いしてない、 想定下限価格(ダウンサイド・リスク)を事前に決めていても、その通りに我慢できず投げ売りする、 というケースが多い、と。 「もっと上がるかも」、「もっと下がるかも」の誘惑に目がくらみ、情報が生かせていない。 自ら決めたことを守れていない=自らを律せていない、と。 勝負に一喜一憂する特徴がある、と。 情に流されやすい側面が、その人間性にも表れている、と。 その差は、バイアスフリーな心理状態で、無心となれているか、なのだが、 その本質は、自分のやっていること、を単純に理解しているか、 つまり『覚悟』しているか、にある、と。 具体的には、 「株式投資はリスクがあるもので、増えるし、減るし、ベストを尽くしてもどちらもありうるもの」 「明日も、明後日も、マーケットは開く。 今日勝っても、明日また負ける可能性があり、今日負けても、明日また勝つ可能性がある」 「即ち一喜一憂する必要がない。ただ、粛々と目の前のトレードをするだけ」 という、覚悟。 株式投資のポジションをとった瞬間に、失う覚悟を決めて、マーケットに臨め、と。 ――――――――――― おもしろいことに、 将棋指し(棋士)も名人位を極めた人も、 皆、口を揃えて「勝負の世界を超えた地点」への到達の必要性に言及しており、 その共通点に驚いた記憶がある。 ――――――――――― 愛する人、家族、仕事、趣味、自分を構成する全ての大切なもの。 それらを得たときも「いつか失うものかもしれない」、と覚悟すべきものなのだろうか? ちょっと考えてみよう。 以上 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/08/30 12:00:51 AM
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