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社長室 業務日誌

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2005/09/03
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カテゴリ:カテゴリ未分類

今朝、夢を見た。高校時代のラグビーの夢だった。

すごいたくさんのセミがジージー鳴いてた。
僕の高校のグランドは山の中にあったのだ。

――――――――――――――――

「楽しんでやりましょーよー♪
 こんな楽しい仕事、ないよね? ね? ねー★」

朝、起きても、この言葉が残ってる。

ガチガチになってた僕に。
向こうの一番偉い人が言ったんだ。ビックリした。突き刺さった。

偉い人が言ったから、突き刺さっているのではない。

なんか、その、そうだよなあ、そうだよ! って思ったんだ。
僕って単純・・・。

寒い日に、ストーブをつけて、体がジワ~ってなるように、
それの、すっごい速いジワ~って。
その言葉が、僕の体に染み込んでいった。

――――――――――――――――

僕は、いつの間にか、
うまくやること、完璧にやること、達成すること、
仕事を通じて得られる副産物としての”自己満足”を追うようになっている。
もしかしたら、相手が喜ぶことでさえも、
自分の実績になるから喜んでいる可能性がある。

仕事そのものを楽しんでなかったような気がする。

この案件だけじゃなくて、今年に入ってから。
つまり、自分で全体観を把握し、設計し、推進するようになってから。
言われたとおりではなくて。

そう、自分でやるようになってからだ。
任される、といえば、任される状態。

多分、守りたかった。失いたくなかった。
「任されてもらってる」この状態を。
失敗して、もうおまえあっちいけー、とか、なりたくなかった。

――――――――――――――――

そういえば・・・、
高校のとき、部活で、
レギュラーポジションについてから、いつもヒイヒイ言ってた。
Bチーム(二軍)ではいい動きしてたのに、上がるとボロボロ。
ボール全部ノッコン、
無事にキャッチできても、パス出せず一人で突っ込んで撃沈・・・みたいな。。。
体が硬直して、全然ダメで。

Aに上がってはBに落とされ、チャンスを得てはミスをし・・。
上がるために一生懸命やってたのに。
上がるのは得意でも、上に留まるのはダメ。
上がるまではピカピカで、上がるとボロボロ。
なんでかなあ~? って友達も心配してくれていた。

そのうち、
僕は、Bチームにいる方が気楽でいいなあ、なんて思い始めてた。
Bチームでは、今の言葉で言うと、ストレスフリー/バイアスフリーで、
もう好き放題プレーをし、結果も出てた。楽しかった。満足してた。

帰り道で、お菓子屋で、よくなぐさめられてた。
でも、何回も「A落ち」が続くから、
みんな、もう触れんとこ、と思い始め、
僕も、それ以外の話題をするようになっていた。

上に上がると、途端にボロボロになる理由、もう考えなくなっていった。

多分、僕、ラグビー向いてないんやわ、と、サックリと逃げの結論を出してた。
ラグビーは、見るスポーツやなあー、とか真剣に結論出してた。。。

――――――――――――――――

なんで、だったんだろう??? 
そのときは、理由が、全然わからなかった。

13年後の今日、31歳でやっとわかった。

多分、守りたかった。失いたくなかった。
「やらせてもらってる」っていう状態を。

失う恐さで、自分で、自分をつぶしてたんだ。

――――――――――――――――

失敗したら、もうおまえあっちいけー、とか、なりたくなかった。

プレーするごとに、
今のでよかったんか??? よかったんか??? って、もう気が気じゃなかった。
監督がメガホンとらないか、いっつも横目で見てた。
メガホンとると、「xxくーん、もういいー、交代ー」っていうんだ。
いつもより、ちょっと優しめに。

そしたら、僕は「やっぱりなあ・・・」って、
目をキュってつむって、ションボリしながら、ラインの外に走って出ていくんだ。
恥ずかしさ一杯で。
そして、僕は悔しいなあ、と、涙ポロリとしつつ、どっかで「ほっと」していた。
そんな夜は、逆にグーグー熟睡できた気がする。

「やっぱりダメかあ」って、思ってた!!! あんとき!! 
「やっぱり」って!! ありえねー!!! 
ポジション外されて、ほっとしてた!!! ありえん!!! 

――――――――――――――――

(仮説)
僕という人は、、、

1、ストレスやプレッシャーに、他人の何百倍も弱い。
  だからこそ、思考や生体反応に無意識のバイアスをかけてしまう可能性がある。
2、僕は、オフェンシブ・マインドにある場合は、
  自分の力を大きく出して、相当のパフォーマンスを発揮できる可能性がある。
3、ディフェンシブ・マインドにある場合は、
  途端にネガティブとなり、必要以上にガチガチになり、
  いつも通りのパフォーマンスを出せない可能性がある。


(上記より導かれる仮説)
そんな僕は、、、

一、上がろう、上に留まろう、じゃなくて、
  (上に行って)そこで楽しもう、というのが
  正しい、とるべきスタンスなのかもしれない。

二、目の前の仕事を、僕、100%楽しめているか? 
  この仕事を完成させる=関係者を幸せにする、
  という以外の観点から、自分にバイアスをかけてないか? 
  (例えば、自分が幸せになろうとしてないか)
  を、パフォーマンス・メジャメントの先行指標として活用してもいいかもしれない。

――――――――――――――――

今、こんなことに気づき出したのは、必要だったからだと思う。

もっと大きい、もっと楽しい仕事をやる心・体になるために。

そのために、このマインドトラベルへの出発が必要だった。

以上






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Last updated  2005/09/03 10:54:50 AM
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