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社長室 業務日誌

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2006/06/06
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カテゴリ:誇りと驕り

4択の問題です。

―――――――――――――――

(問題1)
あなたは、敏腕なお医者さんです。患者はわんさか来ます。
むかつく患者がきました。でも、タンマリと謝礼をしてくれます。
さて、どうしますか? 

(1)いやなので、本日休診にする
(2)とりあえず仕事なので、診察したフリだけしとく
(3)全ての病気を治すなど幻想。粛々とやるだけ
(4)絶対に相手の病気を治すべく、考えられうる全ての手を打つ

⇒ 正解は(4)です。
  それ以外、そんな医者、生きてる意味がない。

―――――――――――――――

(問題2)
あなたは、人気のファンドマネジャーです。未組入の残高がわんさかあります。
むかつく出資者がきました。でも、タンマリと追加出資をしてくれます。
さて、どうしますか? 

(1)いやなので、出資を返上する
(2)とりあえず仕事なので、運用したフリだけしとく
(3)全ての運用で勝つなど幻想。粛々とやるだけ
(4)絶対にインデックスを上回るべく、考えられうる全ての手を打つ

⇒ 正解は(4)です。
  それ以外、そんなファンドマネジャー、生きてる意味がない。

―――――――――――――――

(問題3)
あなたは、敏腕な社長室の担当者です。案件はジャンジャン持ち込まれます。
むかつくクライアント(事業責任者)がきました。でも、高いROIを実現します。
さて、どうしますか? 

(1)いやなので、相手にしない(受けない)
(2)とりあえず仕事なので、取り組んだフリだけしとく
(3)全ての案件をクローズするなど幻想。粛々とやるだけ
(4)絶対に案件をクローズすべく、考えられうる全ての手を打つ

⇒ 正解は(4)です。
  それ以外、そんな社長室、生きてる意味がない。

―――――――――――――――

いずれにしても、どんなにむかついても、
どんな職業であれ、自らをプロと思うのなら、
絶対にやる、しか、選択肢はない。

それの積み重ねで、誇りが生まれるんだろう。きっと。

―――――――――――――――

クライアントがむかつく、みたいなことを理由に、
モチベーション下げたのは、我ながらちょっと情けない。

僕は、何かを考え違いしている、のかもしれないな。
少しばかり経験を積んで、驕り高ぶり、傲慢になっちゃったかな? 

そんなつもりないんだけど。根っこは同じかも。

ただ、自分で全権委任されている、と思っていたのだ。
自分で組み立て、自分で判断。自分で組織としての意思決定を引き出す。
僕は、そんな仕事をやる体になった、と勝手に思い込んでいた。

でも、実は、違った。言われたことだけ、やればいい。と。

そんな仕事なら、僕じゃなくていいじゃない、と勝手に判断していた。
また、勝手に、そうしたい、そうすべきだ、と勝手に願望を持っていた。
今回の報酬を、
「自分で進めていいという権限。それを通じた再現経験」
だと、勝手に喜び勇んでいた。

クライアントではなく、自分の勝手な願望に従って、行動していたわけだ。
よって、自分が考えていたことと異なったため、むかついた、と。
途中、クライアントと意見がずれていたのは、このせいだったのだ。

クライアントは、一切、悪くない。

僕を、どのように使おうが、どの位置づけにしようが、クライアントの自由。

「やれる」から、「やらせる」必要は、一切、ないのだ。

クライアントは、自分の希望する内容を「やらせる」のみ。
こちらが「やれる」ということは、ただ伝えるのみ。
一切、そんなこと、全く関係ない。

サービス側は、クライアントを、依頼内容を、選ぶことはできない。
クライアントのみ、が選ぶ。

サービス側が選ぶ基準は、唯一、「報酬を積んでくれるか」だけなのだ。

   ※ゴルゴ13は「自己満足」を報酬として選んでいるのだ。

   ※現在、管理会計にその代金(報酬)の多寡の概念
      が反映されてないから、悩ましいわけだが。
      まあ、それはまた別の話。
      ていうか、反映されたら、余計に不健全だ。

―――――――――――――――

ただ、もし、報酬を「経験させてくれること」に置いている場合は、
どうなっちゃうんだろう? ゴルゴ13みたいに。

いや、それでも、その場合でも、同じだ。
だって、クライアントにはそんなこと、一切、関係ないもの。
だったら、ゴルゴ23に頼むだけだから。

そして、仮に勘違いはあれど、僕は、もう引き受けてしまった。

もし、自分がクライアントなら、そう怒鳴り散らすだろう。
おまえの思い・願望なんて、どうでもいいから、
とにかく、俺のディール以外のことを考えるな、100%集中しろ、と。

だから、それでも、どうしても、本気で、心の底からイヤになったら、
「選ぶ」のではなく、「手を抜く」のではなく、
「廃業する」という選択肢しか、ないのだろう。

廃業するのがイヤなら、やれ。みたいな。
でも、廃業するかは、やり切ってから考えろ、みたいな。

以上








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Last updated  2010/02/03 11:26:59 AM
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