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社長室 業務日誌

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2006/07/08
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カテゴリ:カテゴリ未分類

僕達は、この3年をかけて、
EC(通販)事業者から、
流通(通販)サービス&広告(販促)サービス&金融サービス
の集合体へ、変化した。

この先、いったい、何がしたいのか? 何をすべきなのか? 

――――――――――

成長ではなく、とりあえずの合流(足し算)であった。
統合は未だ実施されておらず、実際には併走であるに過ぎない。

さて、今後は、もう業界全体の成長という大波はこない。
だから、経営力が問われる局面に入る。

他社にはない、この「併走」状態こそ、
この先、3年、僕達が、僕達である、という所以になるだろう。

いったい、何をするか? ゴールは何か? 

ただ、集合・併走しているだけの状態から、グループ内で渾然一体にし、
世界初の多商品・多サービス間における「DBマーケティング」メソッドを、
その成果物として確立する、ということだ。

そして、その後、そのメソッドを、僕達のクライアント(店舗・広告主)に開放する。
そのとき、世の中が少し変われるはずだ。

しかし、事業を進化させるには、「ヒト」が進化せねばならない。
組織ならびに各個人を昇華する必要がある。

自分をまず、変える。変えた自分が生み出した、新しいメソッドが、目の前に見えるだろう。

――――――――――

この局面に入る前段階、いわゆる序盤戦、布石は十分に打てた。
必要な駒、精神状態を確保している、という意味で。

どのような中盤になるのか、全く想像はつかない。
しかし、序盤戦は、中盤を想像しつつ、布石を打つものではない。
全ての状況に対応すべく、一手一手を大切に打っていくだけだ。

ただ一つ、必要な駒と精神状態を確保できていない要素がある。
それが「ヒト(組織)」だ。

――――――――――

て、考えてみたけど、そんなこと、僕の仕事じゃない気がする。

でも・・・、本当に大切なことは「チームが勝つ」ことだ。

チームが負けたのに、僕だけちゃんとやりました、
なんて、正論のようで、間違ってる。

僕は、もし、この仕事を続けるなら、
上述した「組織」の問題を無視してはいけないんだろう。
だって、気づいちゃったんだもん。
僕がちゃんとやっても、そっちがこけたら、負けちゃうかもしれないし。

僕の仕事を通じて、その問題の解決に、間接的に関与できるなら、
かつ、僕達が望む方向に誘引できるなら、ぜひ、トライすべきではないだろうか。

その報酬は、他人がとるのかもしれないが、それはイヤだな・・・。
これは、また別問題なんだろう。

――――――――――

ざーっと考えてみたけど、
僕達(企業・組織)は下記の変化を必要としているかもしれない。
僕(個人)が変化を必要としているのと重なる部分が多く、すっごく興味深い。


■組織&ワークスタイル

  ・全員に、唯一無比の目標を達成すべく、
    全員が同じ指標を与えられ、同じ手法で、
    同じスピードで追うことを求められる組織

        ↓

  ・膨大なデータを、各構成員が、自由にハンドリングでき、
    自分のクライアントに最適な
    つまり、各自それぞれが異なる手法で、
    同じ目標・指標を達成していく組織&ワークスタイル
    

■上記を実現するのに必要なカラダ・知識・器量

(従業員個人)

・DBマーケティングに関する深い知識、高い能力
  (例:データを自由に操り、仮説を構築し、クライアントに説明し、推進させる高い能力)
  (例:数理・統計学知識、コンサルティング能力、プロマネ能力)

・DBマーケティングに携わる者が持つべき、高いモラル&プライド
  (例:データを自由に操れてしまうため、自分を安売りしないプライド)

・盲目的に仮説に従うのではなく、自分で仮説をつくってトライし、
 自分で軌道修正し、自分で走り続けていくメンタリティ


(経営・組織)

・部下・従業員を信頼し、任せる組織デザイン  (※信頼しなくても、任せること)

・数々の仔細なトライアルがもたらす「失敗」「不発」の個別仔細には目をくれず、
 全体俯瞰で物事を把握するポートフォリオ的なタッチ
  (例:そのような形で、組織に経営情報が巡る感じ)

・指導するのではなく、自走させる、という基本的意識(組織DNA)
  (例:自分の目の届く/届かないにかかわらず、
      無数の仮説立案と、無数の仮説検証が、実施されることになる。
      成功の数より、一定レベル以上のトライアルの数を最大化することが、
      経営の要諦となる)

・「強すぎるトップリーダー『神様』」の直接統治スタイルから、
 「中くらいのリーダー『兄貴』」的存在が、組織のミドルに適正配置される、
 間接統治スタイルの確立

  (例:リーダーが強すぎ、かつ全てを仔細に把握し、指示できてしまうため、
      なんと、こんな規模になっているのに、
      3年前と一切変わらないマネジメントスタイル、組織体系となっている。
       (=トップからの直接指示待ちする組織)

      この人数・規模になり、かつそれを個別自走させるには、
      もはや、強すぎるリーダーから、組織を分離する必要がある。

      よって、個別トライ&エラーの実施について集合報告させることで、
      トップ層にはポートフォリオ的俯瞰が可能となる。
      つまり、個別トライについて、適当にごまかせる、
      組織上層への報告のバッファーとなれる、腹の据わった『兄貴』分的な存在)

■そのために、僕達がすべきこと

・経営に対して、既存事業の既存オペレーションの適正回転による利益向上ではなく、
 新規事業、ビジネスモデルの劇的変換といった大型トライアルこそ、
 自分にしかできない仕事、と自覚させ、走り出させる
   (例:経営に対して、仔細を見てる場合じゃないな、と思うくらい、
       新しい世界への興味をそそるような、ビッグピクチャーを早く作り上げる)

・その一方で「任せる」に値する存在(キーパーソン)を見出し、打ち出すこと
   (例:いわゆる、COOのような人)

以上 






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Last updated  2006/07/08 11:46:32 PM
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