結構前になるけれど、映画で話題になった『プラダを着た悪魔』の文庫本を読みました。
本当は映画を見たかったんですが、「見に行きたいね~」って話していた相手と日程とかが
合わなくて、結局見れませんでした。
映画って、大体そうやって見逃してしまいます。
(ひとりで見に行けばいいんだろうけど、相手に悪いと思うし、ひとりで映画を見たことが
無いので臆するのです)
なので、本を読んでみたんですが…
うーん。ガーッと読破したし、面白かったんですが…
ちょっと共感できませんでした…。
ストーリーとしては、ファッションに興味皆無な主人公が、ファッション界で絶大な力を持つ
雑誌編集長の秘書になり、雑誌編集長の傲慢かつ無理難題に苦しまされながらも希望職種
―お堅い系ライター―への転職推薦(1年編集長のもとで仕事を完遂して認められたら、
編集長の力で転身できる)を夢見て頑張っていく。
そんな中でファッションの良さに気付いたり、仕事が多忙で恋や友情にもヒビが…って感じ。
おそらく映画では主人公と編集長の関係にクローズアップされていたんでは?と思うんですが、
本だとそれプラス親友の存在が大きかったですね。
この、「親友」がねぇ…納得いかない。最後の最後まで、納得いかない。個人的に。
プラダを着た悪魔=編集長は、す~~~~っごいワガママと言うか、有りえない!って人
で、逆に笑えました。こんな人、いそうだけど居たら堪らないなぁ…。
でもこの話には、すごく引力があるんですよ。なんか不思議。
映画公開時に、“働く女性にパワーを与えてくれる”“元気になる”ってコメントをよく聞いた
けど、なるほど、とは思いました。
仕事も頑張りたい人とか、すごく忙しくて大変な人、もしくは本当は現状を変えたいけど…と
足踏みしてる人には、特に良いんじゃないかな。
ただ、仕事がヒマ過ぎて辛い~って言う私みたいな人には、ちょっと辛い、かな。
もう少し仕事を頑張れる環境&心境になったら、もう一度読んでみるのもいいかも?