愛すべきもの　～美・食・住・遊～

団塊の世代がゴソっと辞める時期。
そして少子化の改善もそんなに実感出来ない昨今。
サラリーマンといえど、生涯ひとつの会社にずっと勤める・勤められるとも言い切れない。
そんな時代背景もあってか、ここ数年で女性の社会進出が目立つように感じます。
昔は、女性=事務職・男性=総合職といった風に、男女雇用均等法があると言えど、
実質は差がある会社がほとんどだったと思います。
それが現在は、女性でも男性でも総合職の職種での入社も増えてきていますね。
（なりたいという人はあまりいない様子ですが、男性で事務職で入社っていうのは聞きませんねー。
正確に雇用均等と言うなら逆もアリなんではないかと思うんですが…。いや、余談でした）
そんな中、私の勤める会社でも、女性の出産後の復帰も多くなってきました。
私個人の考えですが、家庭・育児と仕事の両立と言うのは大変なんでしょうが、
結婚・出産を機にさら～っと仕事を辞めてしまうのは勿体無いと思うんです。
特に、総合職なんかだと勿体無いって思っちゃう。
一般事務よりもイロイロな大変な採用試験を通って入社したのに、２～３年で
寿退職しちゃうの～！？みたいな。
もちろん、いろんな家庭がありますから本人や家族が専業主婦を選ぶと言うなら
それはそれでよいんですけど、『働きたい意思がある』場合には、是非仕事を続けられる
社会であって欲しいなと思うんですね。

ただ、現状は厳しそうです。
友人の勤務先でも、彼女の所属部署に育児休業後復帰したばかりの方がいるそうです。
まだお子さんが幼いので、具合が悪くなった為にお休みしたり、早退したりすることが
多いそうなんですね。
これは仕方ないことなんですが、友人の部署は人数が少ない（上長・友人・復帰した方の
３人しかいない）上に、と～～～～～～っても業務が忙しい。
しかも、時間や日にちの締め切りがある仕事。
何が何でも、この仕事はこの日のこの時間までに処理しなくては！というタイプの仕事です。
そうすると、急に早退されると困るんですよね。
躍起になって頑張って、なんとか終わるか？終われないか！？という感じで仕事を進め
るのは精神的にも厳しいものです。
それも、自分のせいではなくて、急にそんな状況に落とされるわけですからね。
『今日は予定通り処理が終わるはずだったのに～！』ってコトがよくあります。
それで、彼女は、『言っちゃいけないってわかってるけど、迷惑なんだよぉ～～～
あなたはそこまでして働かなきゃいけないの！？』って考えになって自己嫌悪。
でも困っているのは事実だから、モヤモヤ…。
当然こんな環境では、復帰した人に対して優しい気持ちになんてなれませんよね。
こういった状況になると、よく、“女性の敵は女性だ”なんて言ったりしますが、敵になる
ように仕向けている会社に一番の問題があると私は思うんです。
こういった急な早退が多い人（時期）は、私が今いるような余裕のある部署に配置すべき
ではないか？
その日・その時間にやらなくてはいけないタイプの仕事でなければ、前後で調整が出来ます。
翌日なら残業できる。翌日なら就業時間の中でもやれる時間を作れる。
そんな環境なら、基本的には他人に大きな迷惑を掛けませんから、早退しようが休もうが、
周りは優しい対応が出来ると思うんですね。
同僚にしわ寄せがくる場合でも、頻度というものがあります。
たまにお願いすることがあるって程度なら快く引き受けられても、何度も何度も…と続くと
いい加減にしてよ！と反発します。
仕事の種類や忙しさの度合いを把握して、本人も周囲も気持ちよく働ける場所に配置
することが出来たらよいんじゃないかなー。（会社の規模にも寄りますけど）
まぁ、それで出産前に担当していた業務と変わったとしても、『仕事』ですからね。
基本的には、受け止めていただきたいな、と思うわけです。


…つか、私、どんな立場なんだ（笑）