愛すべきもの　～美・食・住・遊～

見に行こうね、と友人と約束していた『憑神』を、やっと見に行きました。
上映の３０分くらい前に映画館に着いたんですが、公開初日から日も経っているからか、
余裕でナカナカ良い席にすわれました。
映画館で映画を見るのは、結構久しぶりになりますが、やっぱり良いですね。
大きなスクリーンで、集中して鑑賞するのは。

さてさて、映画の感想を少し。
ストーリーが面白そうだなってのと、佐々木蔵之介さんが出演してるのが
見に行った最大の理由でした。
話や全体的な雰囲気、役者さんは、とても面白かった。
面白かったんだけど、うーん…。やっぱりちょっと短いせいかなぁ？
消化する前に次に行っちゃったよ…って部分が２～３箇所あって気になった。
たとえば、貧乏神・疫病神・死神が順に現れて、主人公の彦四郎にとりつくんですが、
やはり力が弱い順に出てくる訳です。
にも係らず、疫病神のくだりが、ちょっとあっさり終わってしまった感じ。
どう考えても、貧乏神の方が力がありそうで
まぁ、それは貧乏神役の西田敏行さんの力量も大いに影響しているんでしょうけど。
西田敏行さん、さすが上手いわ～。
上手いと言えば、香川照之さんも良い味だしてました。
映画全体の雰囲気をきっちり“時代劇”にまとめてくれてる、時代が伝わってくる演技という感じ。

一番「えー？」なのは、ラストの戦闘シーン。
なんかねぇ…それまでの雰囲気と、ガラッと変わりすぎちゃって。
これってそんな話だっけ？と思ってしまった。
このシーン、割りと長かったから、ちょっと辛かったな。
武器が火を噴いたり、雑然と人が殺しあう場面は、見たいものでは無いです。
（戦争物を見れない私の最大の原因がコレです。やっぱり、哀しくて辛いから弱いの）
あと、わざわざ赴いた事で、報われたのかな？と言う疑問もアリ。
戦ってた方々、彦四郎に気付いてなくない？？？？？
宿替した意味はー？
とか、疑問が出てきてしまいます

佐々木蔵之介さん…友人とも語ったんですが。
この役柄（彦四郎の兄・佐平）、サ、サイテー（笑）
実際、こんな人いたら、ちょっと許せないよ！！！ってな人柄。
蔵之介さんだから良いけど（良いのか？）、なーんてダメダメな兄なの！？
働かざるもの食うべからずよ！！！！
佐平兄ちゃんは最低の人でしたが、蔵之介さんはステキでした！
ヅラは似合わないけど！（こら）

また、原作本は話がちょっと違うらしいので、原作もチェックしてみようと思います♪