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愛すべきもの ~美・食・住・遊~

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2007.11.21
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11月10日より、赤坂レッドシアターで行われているチーム申の舞台「抜け穴の会議室」を見てきました。
11月10日の日記でも書きましたが(笑)、あの初日から始まり、もともと取っていたチケットに加え当日券も並びまくって最終的には8公演を観劇しました。
7・8公演目である21日の昼・夜公演で、私の観劇は終了です。
ああ、ついに終わっちゃったな~…。
でも、結構見た方ではないでしょうか。
私は、あんまり舞台とか行かないけれど、だからこそ気に入った舞台(ライブ)は
できる限りリピしたいんですよね。
でも本当は千秋楽の24日まで当日券並びたかった~。
accessの苗場ライブイベントが無かったら、確実に並びましたが、苗場は2泊3日の宿泊ライブイベント
ですからねぇ。途中で帰ってくるわけには行きません…雫

いやぁ、しかし本当にいい舞台でした!
人の絆とか、係わりを考えさせられる内容ですが、それだけでなく自分の性格とかも…いろいろと考えさせられました。
でも、構成というか、流れが違和感なくいい按配で進んでいくし、笑う箇所も沢山あるので(沢山というか、半分は笑ってたような…)、重くなりすぎない。疲れない。
でもここぞと言うシリアスなシーンはぐっと引き寄せられる。絶妙です。
コミカルな部分も、心地よい空気感のある部分も、重くつらい部分も…いろんな要素が1時間半の中に無理やりじゃなく入っているんですよね。
複数回見たので、上手・センターブロック・下手それぞれで見ることが出来たのも良かった。
やっぱり見る場所によっても、受け取り方が変わりますね。うん。
21日は、後日発売されるDVDの撮影も行ってましたが、どんな仕上がりになるのでしょう?楽しみだなッ♪

ここからは、ネタバレ必須のストーリーについてと、感想です。
いないと思うけど(笑)、これから見に行く方はちょっとご注意下さい下矢印下矢印下矢印下矢印下矢印下矢印

世界観というか、テーマ?は輪廻転生。
舞台は、死後から生まれ変わるまでいる部屋。
ここで、死後記憶がさっぱり無くなっている“魂”は、自分の人生の復習をしていく。
ある程度納得したら、次へ進める(生まれ変われる)。

隣部屋から来た男性…仮名:部長(仲村トオル)。
そこに突如現れるのが、この部屋の男性…仮名:先生(佐々木蔵之介)
ここは六角形の部屋が蜂の巣の様に永遠と繋がっている。部屋が近ければ、生前で
係わりが深く、遠くに行くほど薄くなりやがて他人となる。
二人には、前世(死ぬ前)はもちろん、もっと昔から現世で係わりがあった。
それは、友人であったり、肉親であったり、主従関係だったり。
忘れていた過去の記憶を思い出すと、意外な関係が見えて…と言う。

前世や死後、輪廻の話って題材的にはよく使われるものですが、
記憶-自分の人生-が、本になっているのは面白いですね。
活字中毒には嬉しいけど、本嫌いな人には特にキツイ作業ですが(笑)
そういう人は、記憶を共有している人に出会ってフラッシュバックを繰り返すのかな(笑)
※共有した記憶が書かれている本に、共有している人が同時に触れるとフラッシュバックを起こします。過去のワンシーンをもう一度体感するのですね。

にしても、東野(トオルさん)の変な人っぷりは最高におかしい!
ビデオ屋のシーンも、病院のシーンも。
振り回される葛西(蔵さん)も、絶妙のツッコミで笑える。
変な人ではあるんですが、東野さんみたいな、こういう人ってフツーにいそうで怖い(笑)
端から見る分には面白いけどね。

感情移入しちゃうのは、先生の前々世・モリオくん(蔵さん)
自分(私の性格・立場)に近いのが彼だから、余計にね。
セリフがギシッと胸に来るんだわ~!
そして、どうもあの兄-名前わからない-(トオルさん)は苦手なタイプだ…。
なんでか、自信があって偉そうな人っているよね。そんな感じの人。
生まれながらの横柄さ?が、苦手。
(兄からの視点だと、弟はイライラするんだろうけどね~)
違う視点では、頼りがいがあって「俺についてこい」系でカッコイイのかも知れないけど。
東野さんも、兄と似た部分があるね。(同じ魂だから当たり前?)
東野さんの方が、アニキっぽいけど兄ほど横柄ではないみたい。変な人だし。
…あ、体育会系年功序列な人なんだろうな!
先生(すごく年上)にはすごく腰が低かったけど、葛西さん(2歳下)には職場とかの先輩っぽいし、兄は言うまでも無く…だもの。

この兄弟の問題の部分-1981年の部分は、本当に重くて、大好きな部分です。
あの、「そういうと思った。世の中、声の大きい者の勝ち。よーく、知っています…」から始まる部分も。静かな迫力がいい。
それに関わる、葛西先生と東野さん(の娘)のエピソード。
あれは、感動だよねぇ。肩の荷がおりた…と言うか。
丁度この舞台を見ている最中に、偶然ネットで骨髄液移植についての記述を見て、それについても考えさせられましたね。
2018年の話だから、多分医療技術とかシステムは良くなっているんだと思うけど…
(じゃなくちゃ、忙しい医師がドナーにはなれないだろう)
余談でした(笑)

舞台を見てね、気持ちを伝える・相手の気持ちを知るって、難しいけど…だからこそ
大切な事なんだなぁと思いました。
「どうせなら、マイナスの連鎖じゃなくて、プラスの連鎖にしたいよね。
返すのは、恨みじゃなくて、感謝の方が少しはマシな人生だったのかと思える」
後半の先生の言葉ですが、私はね。このふたりも、プラスの連鎖に入ったんだと思うの。
だって…、どう考えても部長は、ありがとうを言うために先生を待ってたと思うんだもん。
ビデオ屋でも、中尊寺でも、東野さんが葛西さんを捕まえるわけでしょう。
執念深いよね…って言ってたけど、復讐のために捕まえたとは思えない。

そうそう、声(声のトーン、方言も含め)の違いがあるとは言え、無言でもしっかり
「今、誰か」が伝わるし、場面転換に違和感が無いのが良かった。
あとは、場所が狭いのも良かった。
チケット取るのはすごく大変だったけど(そして、前列は手に入らなかったけどぉぉぉ)、
あんまり広すぎてもダメなんだよね。難しいけど。

あー、早くDVD発売にならないかなー!(無理です)
東京凱旋追加公演とか、やらないかなー!(追加公演は福岡のみです)
てか、チーム申、良い!第三回公演も是非是非やって欲しい!!!!
2年でも3年でも待つわ!

…褒めすぎて、なんだか訳わからない文章というかテンションになってきました。
この辺にしとくか。ほっとくと、ワンシーンワンシーン語り出しそうだし(苦笑)

最後に。
当然ながらこの話はフィクションなんだけど、実際にありそうだなって思えて
いやです(笑)
自分だったら…。自分が死んだら、こんな作業しなきゃいけないのかな?って。
今でも、この人生、振り返りたくない部分があるんですがー(涙)
せ、せめてこれからは、振り返れる人生を心掛けよう…。←難しい…。






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Last updated  2007.11.22 17:10:06


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