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Professor Rokku のワインの日々

Professor Rokku のワインの日々

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Jul 17, 2005
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さて、多治見はル・トア・ド・パリでのワイン・アンド・ダインです。

Rokku は6時ぎりぎりに着きましたが、もうみなさん来てらっしゃいました。ぎりぎりになってすみません、と謝りつつ、席に着いた Rokku ですが、みなさん、もうどんなワインと料理の組み合わせになるのか、興味津々で待ちかねたようにすら見えました。Rokku は遅れたわけではないのですが……。それほどみなさん、期待が大きいということですね。

開口一番、千本セラーさんは、悪いがシャトー・シモーヌの赤はあと一本しかなかったので、もう出せない。その代わり、白二本だからね、とおっしゃいましたよ。

これにはちょっと説明が必要ですが、長くなってもいけませんので、かいつまんで言います。今日の料理のテーマ(ちょっと大げさだけど)は、ブイヤベースです。ということは南仏、それもプロヴァンス中心で行こう、というものです。

そして、プロヴァンスのワイン作りの雄といえば、シャトー・シモーヌ(Château Simone)なんです。とにかく、ここのワインは千本セラーさんだけでなく、もちろんパーカーも、フランス本国でも大絶賛のワインでして、あるお知り合いの人なんか、少なくとも10年は飲むな、そう Rokku にご教示くださったほどなんです。

千本セラーさんによると、ブルゴーニュの白ワインが世界に名だたる高級白ワインの代名詞だとすると、それとは違ったテクスチュアを持ち、かつ気品と洗練において決してひけをとらないワインが、このシモーヌだと言うのです。

Rokku も何本か、千本セラーさんに譲ってもらい、持っていますが、まだ飲んだことはありません。だって、待て!というご指示があるわけですから、しかも Rokku はうまく飲むための我慢はまったく苦労とも思わない人間ですので、ちゃんとセラリングして待っています。

とはいえ、今飲むとどんなふうなのかは、それこそ興味津々でありますから、今日はまたとない機会なんですよ、実は。

その意味では、シモーヌの赤を今日飲めないというのは残念至極というところですが、まあ仕方ないです。それに、プロヴァンスの赤とそれを意識した料理がどんな風に互いに絡んでくるかは、別にシモーヌと限らなくても、実に面白い、しかも得がたいチャンスであることに変わりはありません。

それぐらいオッケー!です。

というわけで、オープニングは、シャンパンですね。先月と違って、今回は99年のヴィエイユ・ヴィーニュですから、酸を楽しむのではなくて、コクを味わおうというシャンパンです。ものはラルマンディエ・ベルニエ(Larmandier Bernier)’99 ヴィエイユ・ヴィーニュ(Vieilles Vignes)です。

7月16日_シャンパーニュ

蜂蜜を感じさせるにも関わらず、辛さが次第に強くなってくるシャンパンで、もちろん美味しいのですが、まだまだ力強さを感じるワインでした。熟成すると、もっと丸くなって、ルイ・ローデレールのような蜂蜜の丸さを堪能させてくれるようになるでしょう。スケールを感じさせる逸品です。

あわせて登場したのは、もう、最初から北を連想させないものでした。やはり、小田川さんの頭の中には「今晩はプロヴァンス」が強くあるのかもしれませんね。赤ピーマンのムースです。夏野菜の料理を!という気持ちを、オードブルには一貫して感じました。

7月16日_オードブル01

Rokku はプロヴァンスを知りませんので、ただ想像するしかありませんが、この赤ピーマンにしても、シャンパーニュというよりは、後で出てきたグラムノンのほうがずっと合ったような気がするほど、強烈な美味しさです。食べてみないと分かりませんが、うまいんですよ!

千本セラーさんはロワールの赤と合わせたいとおっしゃいました。Rokku はロワールも軽い白ぐらいしか知らないので、奥深いところでの相性はさすがに見当もつきませんが、プロヴァンスに合いそうに、今にしてみれば思いますね。

さて、そのグラムノンのヴィオニエ(Viognier ’01, Domaine Gramenon)です。ものすごく個性的な白ワインで、こんなに強烈なヴィオニエを感じさせるワインを Rokku は知りません。名前を忘れてしまいましたが、ギガルの有名な高級ヴィオニエにしても、もっと普通です。ちょっと後を引きそうな、ホントに美味しいヴィオニエをご紹介しましょう。

7月16日_グラムノン

千本セラーさんが、ホントにここの作り手は天才だ、と何度も言っていらっしゃいましたが、分かる気がします。ホントに美味しいです。しかも個性的。だからでしょう、次の料理、夏野菜中心のオードブル二皿目との競演はすごかった。

7月16日_オードブル02

この詳しいご紹介は明日にします(というのも小田川さんからまだメニューをいただいていない。実は、いつも書いたもの貰っているんですよ、フランス語で。でなけりゃ、Rokku にかけるわけがありません。私はフランス語できません!)が、ポリチーニ、ズッキーニ、夏大根と、一品ごとにワインの印象が変わって、とても美味しいんです。

このヴィオニエ、ものすごくいいですよ。野菜によく合います。もちろん、作り方もあるのだろうけど、でも、ズッキーニの揚げ物なんかすごい合い方でしたから、どこかで売っていれば、ぜひ夏に試すべき白ワインとなりますね。

楽天内で探してみたら、数件だけ扱っていましたが、ちょっと高い感じですね。Rokku 自身はセラリング用に買ったことはないので、相場は分からないのです(赤とロゼしか知らない)が、そのなかでも安めのものをご紹介しておきます。01年ものはありませんでした。

コート・デュ・ローヌ・ブラン ヴィオニエ [2003] グラムノン

コート・デュ・ローヌ・ブラン ヴィオニエ [2003] グラムノン
価格 3,080円 (税込3,234円) 送料別
残りあと 13 本です。 葡萄酒蔵ゆはら さん





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Last updated  Jul 17, 2005 07:36:25 PM
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