カテゴリ:ワインと料理のマリアージュ
16日のメインは、これだけではありません。考えてみれば、メチャクチャ贅沢なワイン・アンド・ダインですね、これは。メインの後に、さらにメインが控えている状態。果てしない高峰の連続です。
モコさん、ホントに残念でしたね、体調が万全でなくって。 先回のこの集まりのときに、チーズと極甘口ワインのとんでもない相性のよさに皆仰天しましたが、果たして今夜は? 釈迦楽さん、ここは逃せませんよ。この前のパーティで垣間見た世界の究極みたいなものです、これからお知らせするのは。 さ、満を持して、千本セラーさんが出してきたのは、貴腐の至高シャトー・ディケム(Château d’Yquem 1999)です! まずはご覧いただきましょう。 お話したかどうか覚えていませんが、最初、千本セラーさんはイケムの83年を飲もうとおっしゃったのですが、なにせパーカー先生がまだ10年から15年は飲めないとのたまうものですから、あきらめるしかありません。 そこで急遽、千本セラーさんが白羽の矢を立てたのが99年なんです。パーカー・ポイントは92+なのですが、なかなかお値打ちなのだということでした。本当でした。うまい! 何だこれは、という美味さです。甘口のグラン・ヴァンとはこういうものなのですね。 でも、これだけではありません、もちろん。真価はこれからです。ホントにそうでした。 そうです。チーズです。今回は千本セラーさんが用意してくださったもので、左からカマンベール、ロックフォール、ル・クルミエ・ド・ショーム(Le Cremier de Chaume)。カマンベールは無殺菌の美味しいものですが、びっくりしたのは、それを口に含んでからワインを飲んだときです。まるで練乳なんですよ。 ワインがこんなに変化(へんげ)していいのでしょうか? そもそも、これはワインなのでしょうか? ホントかいな?と思う方、悪いこと言わないですから、ぜひイケムを飲んでください。まったく違う世界です。ワインが好きか嫌いかなんか関係ありません。ものすごく美味しい、とんでもない至福の世界ですよ。 Rokku は、絶対にイケムを手に入れる決心をしました。チャンスがある限り買いたいワインの一つですね、これは。絶対飲むべき! さて、その後に、また次の峰。小田川さんのデザートです。一皿目が白桃(山梨産)のミントスープ仕立て 酸がきれいでねえ、美味しかったですよ。モモがね、心地よいんですわ、ミントがらみのスープに絡まって。すごく幸せでした。 さらに二皿目は、(手前から)アプリコットのタルト、ヨーグルトのアイスクリーム、ガトーショコラ モワルー黒胡椒風味、プラムの赤ワイン煮です。 小田川さんのタルトはとにかく美味しいのですが、これはまた逸品でした。もう最高の一夜でしたね。 こんなご馳走を二ヶ月も続けてしまいましたが、さすがに来月はお休みです。千本セラーさんからは来月も、という意気込みを感じましたが、料理代プラスワイン代となると、如何にリーズナブルとはいえ、やはりチト苦しい。え?今回ですか? 料理が8,000円に、ワイン・チーズが6,400円でした。 一万五千円でこの品揃えは普通ありません! リーズナブルを越えています。Rokku はそれぐらいのことは重々承知しています。だが、しかあしっ! お金がないんですよ、Rokku は。そう毎月毎月こんな贅沢していられません。残念だけど、ちょっとお休み。 うなぎが食べたいけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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