カテゴリ:ワインと料理のマリアージュ
さて、いよいよ「かぶと」さんのお料理もお肉の段階までやってきました。メニューによると、「牛フィレとフォアグラ香草焼、ソースマディラ」です。牛肉だけでもかなり濃厚なところに、オファグラですからね、すごいヴォリュームでした。
こればかりはスーパーシニアの佐々さんの写真が、ちょっと色が黒めでフォアグラと牛肉の違いが明らかでありませんでしたから、手ブレはひどいのですが、Rokku の写真をアップすることにしました。佐々さん、ごめんなさい。 ところで、佐々さんって、篠山紀信氏の手ほどきを受けたことがあるんですって! さすがですねえ。器のよさをみなさんに見てもらうためには、スーパーシニアさんの写真のほうがいいのですけれど……。今回はご勘弁を。 さて、ワインです。昨日お話したとおり、実に色のきれいな、果実味たっぷりのブルゴーニュ。ドミニク・ローラン(Dominique Laurent)のヴォーヌ・ロマネ・キュヴェ・トラディション(Vosne Romanée Cuvée Tradition)’02です。 見事なピノ・ノワールの透明感ある色でした。スーパーシニアの佐々さんがグラスに入ったところを活写してくださったので、お見せしましょう。 残念ながら、あの透明感ある明るい赤色は出ていません。それが惜しいですけど、色と味は一致するのでしょうか、果実味の溢れた味わいは、それだけで飲んだほうが美味しいと思われるものです。ピノ・ノワールは繊細ですからね。しかも、このワインは土の香りがあるタイプではありませんから、余計に果実味をしっかり味わいたくなる。 昨日 Rokku が言っていた、小鳥さんの趣味とはこのことです。ドミニク・ローランというのはパティシェだったんですってね。そういうお菓子の甘味と彼が作るワインには、何か通じるところがあり、しかも、それは、小鳥さんの趣味とも通底しているのではないか、ということです。 その繊細な旨味が、残念ながら、料理とは合わなかった、と Rokku は思いました。ごめんなさいね、小鳥さん。もちろん、美味しかったんですよ。どちらも一流品ですから、文句のあろうはずがありません。ただ、あの濃い味の牛フィレとフォアグラには、ボルドーのほうが合うと思った、というだけのことです。 というか、もっと細かいことを言ってしまうと、牛フィレにはボルドーで、フォアグラには貴腐ワインでしょうね。だから、この二つを合わせるのだったら、ゲヴュルツトラミナーという線がよかったのかもしれません。夏ですしね。 でも、小鳥さんはきっと赤ワインが欲しいと思われたんだろうなあ。それはそれでよく分かりますが……。 さて、この頃には Rokku は気持ちがよくなってきてしまいました。ということは、すぐに忘れるんですね。写真を撮るのを。 案の定、鯛茶漬けが出て、実に美味しかったのですが、残念ながら、写真を撮るの、忘れてしまいました。わさびが程よく効いて、久しぶりに鯛茶を堪能したのでした。Rokku は幸せでしたよ。 さらにデザートと、コーヒーに和風チーズの蘇が出ました。ご出席の方にチーズの専門家がいらして、蘇についての講義まで聞けて、ちょっと早めでしたが、ご機嫌で外に出た Rokku はびっくりしました。あまりの外の暑さ! 酷暑! さっきまでの優雅なワイン会が嘘のよう。 ケイトとデパートで待ち合わせしていましたから、そこから歩いて酔いを醒まそうと思った Rokku は暑い中、歩きましたよ。途中で見た夏雲の写真は撮りました。鯛茶漬けは忘れてしまいましたけどね。 ものすごく暑かったし、ケッコウ夏雲だったんですけど、なんか、春の雲みたいですねえ。ほのぼのと見えてしまう。Rokku は確かに気持ちよかったですけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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