テーマ:今日の出来事(292840)
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衆議院議員の選挙があり、テレビは今開票速報一色ですね。
今回はとりわけ面白い選挙ではありました。きっと判り易い行動、主張で一貫していた自民党が勝つとは思っていましたが、ここまで小泉自民党へのなだれ現象が起こるとは思いませんでした。衆愚政治でなければいいのですが。 何を言いたいのかというと、選挙って、問われているのはいつも有権者ですよね。議員を選ぶということは、選挙によって有権者の主張を国勢に反映させることです。それはそうに違いはないのですが、それって言い換えれば、選挙民の資質が奈辺にあるかを、誰を選ぶかによってたえず試されているということでもありますよね。Rokku が言いたいのはそのことです。 その意味において、なだれをうつ現象というのは、あまりいいバランス感覚ではないと思うからです。 もちろん、改革という旗印の心地よさに気づかない民主党の愚かさは、度し難いものがあります。それは、たぶん社会党譲りのものなのだろうから、民主党にとってこの大敗は、ある意味で、悪いものを全部払い落とすいい機会なのかもしれませんけれどね。 でも、Rokku が何よりも今回の選挙で感じたのは、立候補した被選挙民の質の高さです。郵政民営化なんて、たぶん、たいした問題ではないと思う、本当は。でも、そのことを争点にするというのは、選択軸としてはとても判り易くて、判断がし易い。そのことを基準に、立候補者を選んで、土地に根ざさない人でもどんどん送り出してくる自民党のやり方は、たぶん、共感を覚えた人が多いのではないでしょうか。その人たちが、昔のタレント候補とはまったく質が違っていて、Rokku はかなり楽しむことができました。 こういう人たちが増えれば、政治の世界も変わるかもしれません。県連なんかに多いのだけど、すぐに政治に熟達していると思っている人は言います。政治はプロに任せればいいんだ! 素人が手を出すものではない、と。今回の落下傘候補といわれた人々を、こういう昔のタレント候補と同列に論じている人が結構いた。Rokku は呆れましたね。 だいたい、政治のプロって何ですか? そんなものにプロが欲しいなんて、いったいどこの有権者が頼んだのですか? いい加減、地元に利益をもたらすことしか考えない便利屋としての政治家のあり方は、考え直すべきではないですか? 国政という主義主張こそがまず第一、と思う政治家がたくさん出てきても罰は当たらないのではないですか? 今回、Rokku は、そういう落下傘候補の質にこそ、これからの政治家のあり方を見た思いがして、かすかな希望を抱きましたよ。これからがちょっと楽しみ。 それにしても、民主党は悲惨でしたね。自民党をぶっ壊すと言ったのは小泉さんですが、解党的な変革を必要としているのは、むしろ民主党かもしれません。イヤ、そうに違いないと確信した今日一日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 11, 2005 10:43:38 PM
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