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Professor Rokku のワインの日々

Professor Rokku のワインの日々

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Mar 9, 2008
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カテゴリ:ワイン
今日はケイトが昼間から飲みたいので白を一本開けろと言います。彼女は今日テニスがお休みですからね。昨日ル・トワ・ド・パリの送り迎えをしていただいた(酔っぱらってしまいました、毎度のことながら……。お品書きをいただいたら一部始終報告します)関係もあって、断ることはとても出来ない。夫婦の間柄とはいえ、貸し借りの義理人情を欠くと、後で大変なしっぺ返しが待っていますからね。

本当言うと、Rokkuは暇ではありません。すぐにも片づけなければならない仕事があります。それにもかかわらず、ジョギング・水泳の運動義務(?)があるにもかかわらず、ちょっとだけ味見したら?という軽いケイトの誘惑にうかつにも引っかかってしまう。

で、おいしい。さすが2002年だ、ということになる。で、結局、Rokkuもつい飲んでしまいました。

もちろん、最初はフィットネスに出かけるつもりでいました。でも、仕事はほろ酔いでもできないことはありません(仕事とは字を読んで――つまり本を読んで――考えることですから)が、水泳は無理です。死にそうになる。年を考えたら、やめるのが無難。

くどいようですが、飲むつもりではありませんでしたから、これでも垂涎のワインはやめたのです。数少ない白のコレクションから、一番飲まれても惜しくない(卑しいでしょ?)ものを選びました。それがこの、モレ・ブラン オークセイ・デュレス(Morey Blanc, Auxey-Duresses)'02です。

2002年といえば、言わずと知れたブルゴーニュ白の当たり年です。かなりレベルが高いうえ、若くして熟成感のある傑物ぞろいです。ま、オークセイ・デュレスぐらいならいいっかあ、という軽いノリで開けました。でも、02年は今いいですねえ! ちょっとだけ口に含んでみる(それもボルドー・グラスではありませんよ)と、いいじゃないですかあ! 酸は確かに落ち着いてきている(もともと酸は柔らかい性質だと思う、02は)ので、なかなかの熟成ぶりです。ミネラル感はかなりゴージャスです。

こうなると、待てない。やっぱり飲んで、名古屋国際マラソンでも楽しんで、走った気になろう!と安逸の道まっしぐらと成り果てました。天国の先生(指導教官のことです)、ごめんなさい! Rokkuはまた道を踏み外しました!

せめてもの罪滅ぼし(?)に、モレ・ブランについて調べましたよ。
ドメーヌ・ピエール・モレ(Domaine Pierre Morey)がやっているネゴシアンだったのですね。道理でうまいはずです。というのも、この人物あのルフレーヴの醸造長なのですって。そういえば、ルフレーヴに通じる舌触りでしたなあ。くどいようですが、うまいはず!

しかも、その前はなんと、「コント・ラフォンの畑の折半小作人としてモンラッシェなどを造って」いたのだそうです(リカーランド・コモリ ドメーヌ・ピエール・モレ/モレ=ブランHPより)。そのせいなのでしょう、確かにモンラッシェに通じる道を感じさせる本格的味わいです。

2001年のオークセイ・デュレスを飲んだ人の去年の記録も見つけました。それによると、オークセイ・デュレスはプチ・ムルソーと呼ばれているとのこと。位置関係はよく知りませんが、おそらく南に位置するのではないでしょうか。こちらのほうが、ムルソーより分かりやすいというか、太いというか、フィネス感において少し劣るかもしれませんが、よく似ているとも言えます。だから、割安に高級白ワインを飲んだ気になるにはいい選択なのだと思います。だって、分かりやすいとはポップということですからね。消費社会にはうってつけです。

記録から引用させていただくと、

色は、イエローとオレンジをまぜあわたぐらいの色、薄い味醂や蜂蜜のような色合いである。香りは、とてもフレッシュで華やかな気分にさせてくれる。すがすがしい香り。味わいは、果実味豊かで酸がきりっとしめてくれてとても飲みやすい。余韻もきれいに残り、飲み応えがある。

とてもリッチな味わいで、コストパフォーマンスもよいと思う(約3,500円)。かなりおすすめのワイン。
(けろぶろ: 2007/02-2007/03HPより)

正直な話、これで3,500円かっ!ちゅう感じです。ちょっと高い。そんなことしてるから、かなりよい白が買いにくくなるんだ、と、Rokku義憤の声です。白って、すぐに飲み終えてしまうし、そのうえ、次の赤のことを考えると、そんなにお金は使えない。だから、けろぶろにあるように、「日常飲みとしてはちょっと高い」という感想に容易につながってしまうのです。

Rokkuは仲買が儲けすぎだと思います。だって、FinestWine.COMという海外のサイトによると、02年でケース僅か143ドルなんです。ということは1本約12ドル、1,320円(ドル110円で計算)相当です。もっとも、重いものだから送料が高くつくし、業者なら保険にも入らなけりゃならんでしょうし、もろもろ計算すると3倍ぐらいになるのも仕方ないかもしれない。

やっぱり、仲買の儲けすぎは撤回かな? 日本がアジアの端っこにあって、ワインの生産地から遠いのが一番の問題かも。近くすると、人件費がかかるし。ここは一つ、中国で本格的なワイン作りに取りかかってもらうしかないか。もう誰かやり始めているかもしれませんねえ。ひょっとしたら……。

さて、味です。ここで、Rokkuはグラスをボルドーに変えました。そうすると、これは無茶苦茶いいです。酸はやはり、あまり感じない。むしろミネラルです。香りは心地よいフルーツ香。でも、蜂蜜感はあまりない。でも、香りより味わいにこのワインの真骨頂はあるでしょう。舌触りの滑らかさは、本気でルフレーヴを想起させます。ルフレーヴ(もっと酸があるけど)をお手軽に味わいたいのなら、絶対に買いだと思いますね。

Rokkuはいくらで買ったかですって? 実はこれ、某酒屋さんの福袋に入っていたものです。だから、値段がはっきり分からない。かなり長い間購入ワインの記録もとっていなかったですから、全体でいくらだったかもはっきり記憶がありません。何が入っていたかも、実を言うと、はっきりしないぐらいなんです。

こういうとき困るので、また購入記録をとるようになりました。

さて、写真ですが、残念ながらバッテリー充電が間に合わず、今回はあきらめます。

楽天内にはありませんでした。でも、サン・トーバンがありました。ここも、オークセイ・デュレスと同じく、あまり有名ではないものの、なかなかいい白が出る村です。そこに目をつけるところといい、このモレ・ブランというネゴシアンは要注意です。Rokkuの経験によると、サン・トーバンはさらに分かりやすい白という印象ですから、柔らかい(しかも高級感のある)白がお好きな方には、うってつけのワインと言えるでしょう。モレ・ブランならルフレーヴを感じることができるはずですよ。

サン・トーバン ”レ・ピュセル”[2002]
/モレ・ブラン Saint Aubin "Les Pucelles" 2002, Morey Blanc

金沢マル源酒店
3,990円 残り3本

くどいようですが問題になるのは、やはり値段でしょうねえ。飲めばお手頃感が納得できるのですが、最初に値段だけ見るとなあ。ちょっとひく。もう一声安いと、即購入となるのですが。

バーゲンを待つ? でも、そこまで残っているか? 果てなき疑問の応酬です。





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Last updated  Mar 9, 2008 04:46:46 PM
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釈迦楽@ いやあ・・・ 十分運動していらっしゃると思いますよ…
Rokku@ Re:カメラ(03/06) Mike23さん >進化してますね ---…
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