卒業記念食事会の続き
昨日は魚料理までご紹介しました。今日は肉料理です。「ランド産鴨胸肉のロティ カシスソース(Magret de canard landais rôti sauce cassis)」。なんと鴨ですよ。学生には勿体ないカモ……。飲んだワインは、1999年のニュイサンジョルジュ1級レ・ダモード、ドメーヌ・レシュノー(Nuits-St.-Georges 1er Les Damodes 1999, Domaine Lécheneaut Phillipe et Vincent)です。カシスソースなのは、このブルゴーニュに合わせてくださったんだと思います。すごかった! 99年は素晴らしい年ですが、まだまだ飲んではいけないと聞いてました。那須さんからのお言葉ですから、いくら、かなりな本数を持っているからといって、そううかつに開けるわけには参りません。でも、今飲んでみたらどんなものかな?って、わかるでしょ。悪魔の声がささやく。しかも、もう飲んでもいい年のものはグラン・クリュしかない。それを学生に飲ませたりしたら、いくらなんでもワインに悪い(?)。ま、単なるケチ、吝嗇というだけのことですが……。で、さっきの悪魔の声ですよ。ちょいと見たら大した値段ではない。それなら一本ためしに飲んでみるかと取り上げたのがこれ、レシュノーのニュイ・サン・ジョルジュ、ラ・ダモードというわけです。Rokkuは2001年に買ったようですね。3,980円ですよ。安いなあ! ワインって、本当に高くなりましたね。味は素晴らしい! 正直、Rokkuはもうだいぶ出来上がってました。すきっ腹のうえに、男子学生が来るまでしばらく芋をちょっとつまんだだけで、大変コクのあるシャンパーニュを結構飲んでしまいましたから。でも、口に含んだだけで、最近飲んだどんなワインよりも濃厚で、大きな、味わいが口いっぱいに広がって口腔を圧倒してしまいます。大変な存在感です。99年はあらためてすごい!出来のいい年のワインは、どうしても骨格が大きすぎて、肉厚で、甘すぎることもしばしばです。フィネスを味わいたければ出来のよくないか、普通の年の方が向いているほどです。99年は、どちらかというと、その大きすぎ、膨らみすぎという印象が、市場に出回り始めた頃にRokkuが感じたものでした。多分2001年ごろのことでしょう。やはり、年月は経るものですね。ひょっとして、少し収斂しているところなのかもしれませんが、それにしても、近年にない素晴らしい年であることは本気で実感できました。酔っ払ってたのが残念なくらい!楽天内で探してみました。やはり高くなってますし、何より、99年なんてありませんねえ。いい年だから、どこかで押さえてあるんですね、きっと。高くなると思いますよ。もし余裕があったら、そしてどこかで偶然にも見つけたら、ぜひお買い求めになることをお勧めします。残念ながら、時間がないので、他のサイトを調べる余裕がありませんが、ひょっとしてあるかもしれませんから、検索してみてください。一応、楽天内で一番安い部類のものを探してみました。1,500円ぐらい高くなってるだけですが、有名なドメーヌのレシュノーで探すと、倍ぐらいにはしっかりなってます。当たり前だけど、有名ドメーヌものが高いですが、いい年はどこの葡萄も出来がいいので、いい年ほどドメーヌの差異は小さいと考えていいです。そういう意味では、このドメーヌのレ・ダモードは05年の底値と考えたほうがいいのかもしれません。ニュイ・サン・ジョルジュ・レ・ダモード[2005]年・ドメーヌ・ジャン・ピエール・ボニー元詰 Domaine Jean-Pierre Bony Nuits dt Georges Les Demodes [2005]うきうきワインの玉手箱さん税込5,649円) 送料別残りあと 4 本です料理のほうは、最後のデザートです。「トリノ風マロンケーキ、ガトーショコラ・クラシック、フランボワーズ・ソルベ、苺&ヨーグルト・アイス(Turin, gateau chocolat classic, sorbet framboise, glace yaourt aux fraises)」そしてカフェ(Café)ですね。学生たちも大満足で帰りました。小田川さん、本当にお世話になりました。行けなかった学生が、写真をみて、ぜひもう一度やってほしいと頼むので、いつになるかわかりませんが、また卒業記念食事会になるかもしれません。3月はとても無理だと思いますが……。やることになったら、またお知らせしますね。