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カテゴリ:お仕事関連
先日土曜日は、西荻窪のほびっと村2Fのレストランで、翻訳家・詩人の梅野泉さんの出版パーティーがありました。梅野さんは、「雪の国からの亡命―チベットとダライ・ラマ半世紀の証言」に続き、今回「チベッタン・ヒーリング―古代ボン教・五大元素の教え 」を上梓なさいました。翻訳は、まるで言葉が降りてくるようだったとおっしゃっていました。後から読み返してみると、まるで自分の言葉ではないようで驚いたそうです。
祝辞を述べた地湧社の社長さんの「本は、完成して終わりではありません。それが人々の手に渡って、その人が何かに感動してくださって、初めて完成となるのです」という言葉が印象的でした。 著者のリンポチェ氏が流暢な日本語で乾杯の音頭を取り、フルートに合わせて梅野さんが詩を朗読してくださいました。リンポチェ氏がチベット語で詩を詠み、梅野さんがよく通る、少しビブラートがかかった声で日本語にしてくださったその詩は、壮大な自然とその美しさを称えた美しい詩でした。女たちの力強さを称えた詩では招待された方たちの中にいらしたダンサー何名かが即興で踊りを添え、まるで、儀式のようなひと時でした。フルートの田中さんは民族衣装に身を包んだ才能ある音楽家の方で、全く以って好みのタイプの方で、危うく一目ぼれしそうになりましたが堪えました。一言くらいお話をしてくれば良かったなあ。 今回はばう犬も一緒でしたが、カルチャー講座に参加してくださっていた鍼灸師のHさんと偶然再会しました。後輩がロルファーになって間もないころ、セッションモデルになってくださった方でもあります。梅野さんとも長いお付き合いということで、世界は狭いなあとびっくり。自由大学で活躍していらっしゃる知り合いの方とも再会し「思えば私もこの業界とは長いつきあいだもんなあ」と時の流れの速さを思いました。 久しぶりの西荻窪はやっぱり懐かしく、心の緊張がほぐれていくのを感じました。ばう犬とスタートしたオープンパスの原点がある街。仕事中心の生活を選んだ結果、西荻窪を離れてしまいましたが、数年後にはまた武蔵野界隈に戻って来たいねと、ばう犬とも話しました。 今日は新宿でのカルチャー講座の後、ミーティングがありました。視点を広く、先へと持ちつつ、地道に確実に活動していくこと。信頼できる人に心を開くこと。素直になること。力を借りること。それが今の、オープンパスの目標です。それが出来れば、西荻窪に戻ってくる日もそう遠くはないはず。それを励みに日々を過ごしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.11 21:57:00
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