「本当に好きなことは仕事にしないほうがいい」っていう人は、本当に好きなことを仕事にしていないか、現在 苦労を経験している人じゃないかな。好きなことを仕事にしたとしても、辛い時は辛い。腹が立つ時だってもちろんある。仕事=妥協という言葉をよく聞くけれど、妥協しなくても生活はしていけてます。「儲けよう」と考える邪念が入ったときに、「好きなこと」が「労働」に変わるんじゃないだろうか・・・。
仕事が嫌かと問われたとしたら「いいえ、仕事は大好きです」と答えることでしょう。こんなにやりがいのある仕事は無いと思います。努力が反映されるシビアな生活をしている緊張感にも慣れました。客観的に自分を観察すると、アイダ・ロルフの教えをそっくりそのままま、鵜呑みに受け継ごうなんて思っていないのだろうと思います。一人ひとりのクライアントに対応していくこと(時には対峙していくこと)こそが、自分の仕事なのだろうと思うことも少なからずあります。その反面、面倒は避けて対象とするクライアントを絞って身体教育者(ロルファー/ボディワーカー)としてセッションしていきたいと思うこともあります。広い層のクライアントさん(ロルフィングを理解していると言いつつも、実は全く理解しようとしないクライアントさんも経験します)に対応していかなくてはいけないプレッシャー(ストレス)はもちろんあります。
けれど、現代社会でストレスフリーに生きる人なんているんでしょうか?ある賢人は言いました。「社会の中に居ながら、なお瞑想者でいなさい。」