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テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:思ったこと
おととい、師匠のお友達で私も知っている女性がお亡くなりになりました。
この方は師匠の唯一親しいアメリカ人の友人です。 亡くなる前日、師匠と彼女は電話で長い間、お話をしたそうです。 でもそれが最後の会話になるとは思ってなかったみたい。。。当たり前よね。分かってたらもっともっと話したはずだし。。。 昨日は師匠、ショックで血圧が一気に上がってしまいました。先ほど私も師匠と電話で話しましたが現在、薬を飲んで血圧を下げているようですが今、まだくらくらするから家でゆっくりしていると言ってました。 普段は高血圧ではないのですが、何かのショックやストレスなどのきっかけで血圧が高くなってしまう師匠。 年をとるにつれてショックやストレスなどのを自分自身の体でコントロ―ルできなくなってきたみたい。 だからなるべくショックなど与えないように私たちも心がけているのですが。。。 亡くなったお友達も師匠と同じくアメリカで育ち、成人してからイタリアに来て、イタリア人と結婚して長い間イタリアに住んでいたという状況でした。 だから師匠いわく、イタリア人のお友達とは違った、姉妹のような会話ができた友人だと言ってます。 その彼女ともう話せなくなってさみしい。。。と言ってます。 師匠が、何かのきっかけで高血圧になってしまうのは第二次世界大戦中、彼女がまだ小さいころ戦争を彼女自身、体験したせいで精神的にストレスがいまだに残っているかららしいのです。これだけでなく、戦争中の栄養失調で今までにもいろいろな不調が体に出てきていることも事実です。 アメリカ人が戦争を体験?って思うかも知れませんが師匠の家族は戦争が始まったあの時代、中国に住んでいたことがあり、アメリカで地上戦が行われませんでしたが、彼らは日本軍とかかわりがあったのです。 十数年、師匠を知っていますが、ほとんど彼女は戦争体験の話はしません。しかし今まで、片手で数えられるくらい、話してくれたことがあります。これは彼女自身つらいことを思い出したくないというのと日本人の私に気を使っているのでは。。。と思います。 こういう過去があったからと言って、師匠が私のことを憎んでいるというわけではありませんし、日本という国をとても賛美しております。 日本を2回ほど旅行して、思った以上に日本のすばらしさを感じ、忘れられない旅行をしたと言っています。 これも何かの因縁でしょうから終わってしまった過去よりこれからをどうするか考えたほうが良いのでは。。。と思い、師匠が大変なときに私ができる限り、助けてあげようと思ったのです。。。 こんなとき、人間のつながりって不思議だな。。。って思うんです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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