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カテゴリ:フードコート
一昨日の日記でナショナルブランド(NB)メーカーが
自社のロゴ入りでPB商品を製造するリスクについて書きました。 後から知ったんですが、 PB商品の中にNBロゴが入っているようなブランドを 『ダブル・チョップ』と言うらしいですね。 実はイオンでも昨年、 鳴り物入りで『ダブル・チョップ』商品が売り出されたことがありました。 サントリーが製造し、イオンが「トップバリュ」ブランドで売り出した 第3のビール『麦の薫り』がそれ。 昨年の日記にも書きました。 この『麦の薫り』は、350ml缶の価格が100円。 当時は話題を呼び、イオンの各店舗で売り切れ・欠品が続出。 さぞ担当者は嬉しい悲鳴を上げたことだと思います。 ところがその後が続かない。 売場でも欠品を詫びる表示が貼られていましたが、 「次回の入荷は未定」となっており、 いつの間にかすっかりフェードアウトしてしまいました。 結局、僕も後にも先にも購入したのは1回だけ。 同時期に同じくサントリーが製造開始した セブン&アイのPB「セブンプレミアム」向けの 『The BREW』は、今もイトーヨーカ堂やセブンイレブンの店頭で たくさん並んでいて対照的です。 なぜイオンの『麦の薫り』は息切れしたのか。 僕はイオン側の、メーカーに対する強気の価格設定にあったと思います。 『麦の薫り』も『The BREW』も商品の中身はおそらく互角。 しかし『The BREW』の350ml缶店頭価格は123円で、 これでもNB商品より安い値付けなのですが、 『麦の薫り』はと言うと、さっきも書いたように100円です。 これでは、サントリーの第3のビールのNBブランド『金麦』のシェアを 大きく奪う公算になってしまいます。
おそらくそこでサントリーとイオンの関係がぎくしゃくしたのではないか、 と勘ぐっています。 イオンに価格決定権を奪われてはならじ、と サントリーが『麦の薫り』の増産に応じなかったんでしょうね。 しかしイオンはイオンでしたたかです。 今度は韓国のメーカーに第3のビールを大量に作らせ、 それを輸入して販売し始めました。 『BARREAL』という商品。 なにげにトップバリュ好きな僕は(笑)、 さっそく買って賞味してみました。 何と350ml缶が88円です。 自動販売機で売ってる缶入りの清涼飲料水より30円以上安い。 こう書くとすごい安売りですよね。 まぁ、安いだけに味の方は……美味しいとは言えませんけど、 しかし飲めなくもありません。 お金のないときはこれで我慢するかなぁ。 僕的には第3のビールは、キリンの『のどごし』かサントリーの『金麦』ですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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