|
テーマ:野良猫の捕獲(1)
カテゴリ:動物・猫・ペット
わが家のニャンズは片耳の先端がカットされています。
最初、保護者さん宅でお見合いをしたときは、 「他の猫とケンカでもして噛み切られたのかな」 ぐらいにしか思ってなくて、保護者さんに尋ねると、 「去勢or不妊手術済みのマークとして耳をカット」しているんだそうです。 街中では野良猫が増え続けています。 ものの本によると、猫は生後1年半で生殖機能が備わるとのこと。 一度に4~5匹の子猫を産み、年に2回の繁殖期を迎えるため、 たとえば3歳の猫1匹で、 最低でも20匹の猫を産んでいることになります。 ネズミほどじゃないにしても、凄い繁殖力ですね。 わが家のように野良猫を里子にするケースは多いのですが、 猫の繁殖力にはまったく追いついていない現状。 さりとて捕獲して殺処分というのはあまりにも残酷。 そこで編み出された手法が、 とりあえず捕獲して、去勢・不妊手術を行い、捕獲場所で放す、 という活動。 捕獲(Trap)・手術(Neuter)・放す(Release)の頭文字をとって 『TNR活動』というんだそうです。 最終的に街中に放すので、その場では野良猫の数は減りませんが、 去勢・不妊状態なので一代限りとなり、 去勢・不妊状態の猫だけになれば、 長い目で見れば野良猫はゼロに近くなる、という算段です。 で、手術を済ませた猫が再度捕獲されることもあるので、 手術済みを識別するために、手術時に片方の耳をカットするんだそうです。 ちなみに耳の先端は神経が通っていないので 猫的には痛くもかゆくもないらしい。 で、あまりにも人馴れしていて放すには惜しいニャンコや、 病気を持っていて、他の野良猫に悪影響を与えるニャンコは 放さずに保護者さんたちが手分けして保護し、 里親を探す活動も同時に行っているとのこと。 そういう活動がある、ということを、 今回の猫の里親になることで初めて知りました。 僕たちはちょうどその経過の中で 2匹のニャンズと出会ったわけです。 こういう話を聞くと、もっとたくさんのニャンコを 飼ってあげたいんですが、 わが家はどうしても2匹が限界。 1人でも多くの里親さんが増えることを祈るばかりです。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[動物・猫・ペット] カテゴリの最新記事
|
|