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テーマ:コーチング日々雑感(71)
カテゴリ:コーチング・コミュニケーション
人はいつ如何なる時でも『学習』をします。
これは、昨日よりも今日、今日よりも明日をより良く生きるために 欠かすことのできない習慣です。 ところが、最適な学習方法は通り一遍ではありません。 十人十色にたとえられるように、人の個性は一人ひとり異なっていて、 それに合わせて学習のしかた、いわゆる学習スタイルも個々人で違います。 学習スタイルには大きく分けて、 ・聴覚系 ・言語感覚系 ・触覚系 ・視覚系 と4つの種類があります。 電気製品を買ったときに、ある人は「まず取説を読む」かと思えば、 別の人は「とりあえず電源を入れて使ってみる」といった違いがありますが、 前者の学習スタイルは言語感覚系であり、後者のそれは触覚系と なぞらえることができます。 学習スタイルについては、コーチ・エィの平野圭子さんが All Aboutで詳述されているので、そちらに委ねます。 昨日の日記に 僕の頭の中でもう一人の自分とボケとツッコミを 展開させているくだりがありましたが、 コーチとさらにディスカッションを深めていく中で、 また僕自身の特有の行動が明らかになりました。 それは、 「これから起きる、あるいは実行するイベントについて、 常に頭の中でシミュレーションしている」 というもの。 たとえばコーチングのセミナーで司会をやったり、 「検見川送信所を知る会」のイベントで進行役をやったりしますが、 やることが決まってから当日まで、 ヒマさえあれば、ずーっと頭の中でスクリプトを作っているんです。 それだけじゃない。 自分にとって何か面白い、他人が興味を惹くだろうな、 というエピソードがあると、 いつ如何なる時でもそのエピソードが きっちりオチまで相手に伝わるように、 やっぱりスクリプトを考えているんです。 余計な描写は削ぎ落として、 強調したいところは多少デフォルメして。 で、人気(ひとけ)のないところで、 実際に声を出してしゃべっている。 おそらく他人から見られたとしたら、 ブツブツ何かを言い続けているので 「ちょっとイカれたヤツ」に見えるかもしれません(^_^;) コーチ「なるほど。ということは言語感覚系だね」 --そうなんです。典型的な言語感覚系。 コーチ「でも、僕がまさやんを見たときに、 触覚系もあるかなぁ、と思ったけどどう?」 おっと、言われてみればそうですね。 日々の行動の中で、 「あーだ、こーだ斟酌するヒマがあったら、 まずは触ってみる、使ってみる、行動してみる」 という感覚はあります。 実践してみて、 時期尚早と分かったり、お門違いに気づいたり…… ということの方がしょっちゅうですが、 しかし片やそういう結果が出たことで 気持ちよく次の行動に移ることができるわけで、 自分としてはそういう型の方が 「日々一生懸命生きている」感が味わえるんですね。 たとえば「検見川送信所を知る会」も、 もともと何の縁もない千葉市内の廃墟を保存する活動に加わるなんて、 言語感覚系でアプローチしていたら たぶん参画していない自分がいたでしょう。 「何だかわからんけど、おもしろそう」という感覚だけで、 イベントに参加したことが、スタッフになるきっかけだったわけで、 そういう意味では、僕の学習スタイルは 「言語感覚系が基本だけど、ここ一番の時は触覚系が出てくる」 という分析ができました。 考えてみれば、勤務先での仕事の覚え方、人間関係づくりも やっぱりこの学習スタイルで進んできてますね。 おもしろいものです。
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