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カテゴリ:会社員やってます
繁忙期なもので、今日も会社に出勤しています。
「それにしても今週はずいぶん長いなー」 と思っていたら、 日曜日からずーっと通勤しているのに気づきました(笑) 長いはずです。 でもまぁ、ひと渡り職場を見回してみると、 これでも優雅な方です。 約20年前に入社した頃は、ちょうどバブル経済の始まる頃で 僕の会社も次から次へとクライアントが増えていきました。 当時勤務していた大阪の事業所では、 お客さんの数が1年で倍増するのですから、ハンパない増え方です。 なので労務環境は劣悪。 5月から6月いっぱいの約2か月は、 やってもやっても仕事が終わらない。 明朝までに終わらせないとならない原稿の山が、 前日の夜9時になっても軽く50センチは堆積。 70~80ページの入力原稿が20社分。 オペレータは2~3人しかいません。 これを12時間の間に終わらせないといけない。 気が遠くなる話です。 睡魔と闘いながらも何とかノルマをこなし、 ふと窓を見やるともうすっかり外は明るくなっていて、 スズメがチュンチュンと鳴いている。 2時間ほど仮眠し、眠い目をこすりながら職場に戻ると、 もう次の原稿がうずたかく積まれている。 この状況が来る日も来る日も続きます。 ようやく帰宅できるのは土曜日の深夜。 日曜日は泥のように眠り、 そして翌月曜日からはまた地獄のような1週間の始まり。 そんなイベントを毎年のように繰り返していました。 今となっては懐かしさもありますけど、 もう二度と体験したくないのがホンネです(苦笑) 時が流れて現在。 世の中のデジタル化の進展で、 最終の納品形態が印刷物ではなく電子データに転向した製品もあり、 社内のITインフラも急速に整えられたこともあって、 一つひとつの作業が実に効率よくまわるようになりました。 以前は本社にも大阪にも仮眠部屋があって、 ピーク時には大量の二段ベッドや布団をレンタルし、 まるで炭坑の飯場のような光景が展開されていたのですが、 今や日勤と夜勤の2シフト体制ができあがり、 日勤者は電車のあるうちに帰宅できるようになり、 結局、仮眠部屋は会議室や応接室に転向されて 今は昔の様相。 会社を見渡すだけでも、この20年間、大きく歴史が移り変わった、 ということを実感できます。
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