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テーマ:"あすの日本を考える"(493)
カテゴリ:ビジネス・経済・政治
最近の隣国・韓国の躍進ぶりは鮮やかに映ります。
産業においては輸出がめざましく、 しかも輸出先の国情を綿密に調査して相手にあわせる努力はすさまじい。 政治に関しては、つい先日米国とFTAの批准を交わしました。 日本がTPPに加入するかどうかの議論かまびすしい中、 鮮やかな一手です。 映画にドラマ、ミュージシャンと、エンターテイメントの世界でも 快進撃が続いている。 先日、たまたま韓国の人と話をする機会があり、 話題が韓国の経済発展の移ったのですが、 そのとき僕が 「10年ほど前にIMF(国際通貨基金)の管轄下に置かれたことが、 今の韓国経済の原動力になっているんでしょうね」 と言うと、 「そんな事実、忘れてました(笑) でも確かにそうに違いないですね」 という答えが返ってきました。 今となっては信じられない話ですが、 つい10年前、タイや韓国などの新興国は通貨危機を被り、 ヘタをすると国が破綻しかねない状況に陥りました。 でもそのことが良い意味で大きな刺激になり、今の繁栄があるのは、 当時ネットバブルを謳歌していた日本にとって 何とも皮肉な話です。 日本も歴史をひもとくと明治維新に敗戦と、 どん底を経験することでイノベーションが起きています。 ところが東日本大震災が起き、原発が爆発を起こしても、 どうも日本の政治家やお役人はどん底と思っていないようです。 ここは一つギリシャではありませんが、 1000兆円が見えてきた国の借金をネタに、 デフォルトの危機が現実になった方がむしろ良いように思います。 そうなると、本当に全国津々浦々大騒ぎになり、 「こりゃマジで何とかしないと」 というシナリオになるんじゃないでしょうか。
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