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カテゴリ:コーチング・コミュニケーション
まだ暑い盛りの8月に意を決した『部下から評価を受ける』プラン。
コミュニケーション・タイプのワークショップをやるなど タイミングを少々見計らったので、 実際に部下のみんなに評価を依頼したのは10月後半になってしまい、 先週半ばに集まりました。 回答シート数は182名分。 病気や育児等で休職している人を除けば、全員です。 さすが製造に近い現場の諸君はマジメですね。 営業だとこうはいかない(苦笑) これをえっちらおっちら集計し、 ようやく数字の方がまとまりました。 自由回答の分は、まだすべてを読み切れていません。 実際、集計する途上ではおっかなびっくりのところもあったのですが、 「僕の表情は明るい」 「聞き取りやすい声である」 「僕の話は分かりやすい」 といった設問では概ね高評価だったので、まずはホッと息をつきました。 「なるほど、その3問は まさやんにとって『そう思う』という答えが多い方が 安心だった、ってワケですね」とマイ・コーチ。 当たり前の理屈ではあるものの、 改めてコーチからそう言われると 「うん、確かに僕はここの評価が気になってたんだなぁ」 と再認識したものです。 最後に付け足した、 「僕は思い込みが激しい」 という設問に対しての答えは、 「ふつう」「知らない・わからない」と答えた人が7割強。 あんまり「これだ!」という結果にはなってませんね(^_^; 「そうだと思う」「ややそうだと思う」と回答した人は11名で 全体の1割にも満たないのですが、 僕のことを「思い込みの激しい人」と診断した人は存在する、 ということは分かりました。 ただ「思い込みが激しい」と評価した人の自由回答欄の中に 「へぇ~」と思わせる記述があって、 「そもそも組織のリーダーたるもの、 大きな組織を引っ張っていくために『思い込み』は必要だと思う」 と、半ば肯定的に「思い込み」を捉えている人がいました。 面白いですね。 それにしても気になるのは、後半の質問では 「知らない・わからない」とした人が圧倒的に多いこと。 「思う」「思わない」で一喜一憂するレベルまで到達していない。 いわばそれだけ僕が認知されていない、ということの裏返しです。 「こりゃいかんなぁ」と素直に思いました。 この評価結果はすぐにマイ・コーチにも送り、 昨夜のセッションはさっそくこの話題で入ったのですが、 「今日のセッションでのゴールは?」 と問われ、 --この結果を概観して、自分の行動目標を立てたい。 ……で、「知らない・わからない」の人がこんだけいるんですよ。 僕はこれが気になって。。。 で、ですね、特にここの設問に対しての「知らない・わからない」が 100人を超えているんですよ。 これを改善するための行動目標が必要だと思うんですよ。 と、早口気味でしゃべると、コーチは、 「なるほど。……で? どういう行動目標があれば良いんですか?」 と。 --いや、それがまだ見当つかなくて……。 コーチ「そもそもあなたにとって『知らない・わからない』という 回答の意味は何?」 --え???? コーチ「いや、今聞いてると、ネガティブに捉えているように感じたので」 --あ、そうです、そうです。ネガティブですよ。 だって「承認されてない」、ということなんですから。 コーチ「ふーん、あなたはそういうふうに受け取るんだ」 --(ん? ……これをポジティブに受け取るってこと…?) 答えに詰まってしまった僕の様子を電話越しにうかがいつつ、 次にマイコーチが発した言葉は、 「まさやんね。もう少しこの評価結果を『味わって』みない?」 熟成期間が必要だ、というんですね。 2人でこの結果を見ながら、議論を深める。 それに自由回答の結果はまだ集計中なので、 その結果次第でも、いろんな方向性が描ける。 僕の行動目標を立てるのは、それからでも遅くはないし、 むしろ熟成させた方がぶれない、というのがコーチの言い分。 確かに。 そういうわけで、ゆっくり『味わって』いこう、 ということになりました。
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