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テーマ:エニアグラム(61)
カテゴリ:エニアグラム
昨日の日記で、ブロ友の「たんぽぽさん」から
いくつか質問をいただいたので、 それに答えようと思います。 タイプ3の根源的欲求は、昨日も書いたように 「周囲から賞賛を浴びたい」わけですが、 そのためにはどんなことも「達成しなければならない」という とらわれを持っています。 それが趣味であっても仕事であっても家事であっても、です。 そのベースの中で、 「興味を持つ」感覚には2パターンがあると思っています。 1つは、達成欲・賞賛欲にかられて興味が湧いてくるパターン。 この場合は、興味の対象にジャンルは問いません。 常にアンテナを張って、達成できそうなことを探していたりします。 なので、 今まで見向きもしなかった分野に打って出るケースもある。 ただし最終的には達成して賞賛されないとダメなので、 勝算あるものが対象になります。 そういう意味では、もともとのアンテナの張り方も含めて 多少の偏りはあるでしょうね。 もう1つは純粋に興味を持っている、というパターン。 僕の場合だと「電車好き」「地理好き」分野がこれに当てはまります。 別に他人からの称賛が得られなくても良くて、 純粋に自分が楽しめる分野。 基本、他人の目なんて気にしてないので、 往々にしてのめり込んでいきます。 前者の場合は、のめり込むケースもあれば、 一度、達成欲を果たしたり、あるいは挫折を味わうと、 急速に興が削がれていくことがあります。 ただしそれは完全に捨てる、ということではなく、 いったんは後退させ、しかるべき時期にリベンジするため、 内面に温存させておく、という感じ。 後者の場合は、のめり込むのですが、 表面上は「のめり込んでいる」という風を出しません。 「オタク」っぽい雰囲気は「格好が悪い」と考えているからです。 常にスマートでクールで、でもさりげなく成果を見せたい。 格好が悪いところは見せたくない。 そういう感覚がタイプ3にはあります。 ただし落とし穴があって、 自分が感じている格好悪さと、 周囲が感じている格好悪さの定義が違う場合があります。 この場合は、悲劇です。 だって自分は「クール」と思っているのに、 周囲は自分のことを「格好悪ぅ」と感じているから(苦笑) さて、失敗を恐れるか? という問いですが、 どのタイプでも一様に、失敗は恐れるんじゃないでしょうか。 ただし恐れ方の次元やレベルにタイプごとの違いがあるとは思います。 タイプ3の場合、『怖』の前に『恥』という本質を持っています。 「失敗すると恐い」のですが、その前に 「失敗すると恥ずかしい」のです。 自分は称賛されないといけない人間と思っているので、 称賛に値しない不格好で無様な姿は、 人前では絶対に見せてはならない。 それは『恥』だ、と考えているのです。 よく引き合いに出すエピソードとして、 「電車に乗っていて、降りる駅を乗り過ごしてしまったとき」 のリアクションがあります。 乗り過ごしたことがわかった瞬間、胸がドキッとして 「ハッ」とするんですが表情には出ません。いや出しません。 その瞬間、叫んだり立ち上がったりする、というのは、 あまりにも不格好なこと(と思っている)なので、 平然を装います。 そして次の駅で、さも「ここが自分の下車する駅」とでも言うように 当たり前のように降りていく。 ホームの階段をゆっくりと上り、改札前に来たときに、 ダッシュして向かい側のホームへ向かう(笑) タイプ3の人たちと話し合ったときに、 「乗り過ごし」の場面では全員が同じ感情を抱き、 同じ行動をしていたので、みんなで大笑いしたことです。、 ちなみに、 タイプ8・9・1は根源的には「怒」を、 タイプ2・3・4は根源的には「恥」を、 タイプ5・6・7は根源的には「怖」を持っているんだそうです。 それら根源的な感覚がまず内面に起き、 そして次の段階で恐れにつながっていく。 ものごとに対する失敗は、誰しも恐怖に感じるところですが、 タイプの違いによってその根源的な感覚は微妙に異なるんですね。 だから同じ失敗なんだけど、 それに対して不屈の精神がわき起こる人もいれば、 どんどん萎縮してしまって引きこもる人も出てくるわけです。 そう考えると、自分と他人との違いもよくわかります。
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