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テーマ:政治について(20003)
カテゴリ:ビジネス・経済・政治
終わってみれば圧勝でした。
大阪市長選と大阪府知事選は、 大阪市と大阪府の合併をめざす『大阪都』構想を公約に掲げた 『大阪維新の会』がどちらも勝利を下す結果に。 それだけ大阪府民にとっては、 今回の構想が耳に心地良かったのでしょう。 ただしこれからが大変です。 今の地方自治法には『大阪都構想』を実現するためのスキームは 想定されていませんから、法改正が前提になる。 となると国政レベルの話です。 もともと民主党・自民党といった与党や第一野党が 『大阪都』構想に否定的な立場なので、 実現するにはとってもハードルが高い。 いつまで経っても構想が現実に近づかない状況が続けば、 市民にバッシングの余地を与えてしまうことになりかねません。 この際、構想実現には相応に注力するとして、 そもそもの目的を完遂することに重きを置いた方が良いでしょう。 そもそもの目的とは、 大阪府と政令指定都市で二重行政になってしまっている部分にメスを入れ、 フレームを一本化してスッキリした体制とコストカットを実現すること。 大阪都にならなくても今から実現できる部分はあるはずで、 まずはそこから手をつけることが肝要かと思います。 そこを「まずは『大阪都』の実現から」と構えてしまうと、 話がややこしくなる。 そもそもの目的に目を向ける。 これはかなり重要なキーだと思います。 選挙とはレベルが違いますが、 昨日の日記に書いたように、昨日は『検見川送信所』の保存の件で、 「知る会」と地元自治会との交流会が開かれました。 交流会と言えば聞こえは良いのですが、 もともと地元自治会と「知る会」は当初からボタンの掛け違いがあって、 マインド的には大きな溝が生じています。 僕は「知る会」側の人間なので、心情的には「知る会」側。 当初、活動を始めるに当たってツテも何もなかった中で、 当然、地元自治会にも挨拶はしていますが、 しかし『ヨソ者』扱いされ、まともに取り合ってくれなかった、 というニュアンスのしこりが「知る会」側には残っています。 反面、自治会側にとっては、 どんどん話を進めていく「知る会」に対し、 「地元を抜きにしてコトを進める失礼な団体」と映っているようで かなり感情的なしこりがある様子。 昨日の交流会でも意見交換の時間になると 「知る会」の存在を否定するかのような 痛烈なジャブがいきなり自治会側から飛んできました。 こちらはまず聞くしかありません。 でも、よくよく話を聞いてみると、 そもそもの目的は一緒なんです。 「建物を残し、周辺整備をして、市民の憩いの場にしたい」。 プロセスには立場によって意見がありましょうし、 中には対立する場面も出てきましょう。 しかし「そもそもの目的」を双方が認識することによって、 ぶれることのない方針や行動が約束されます。 『大阪都』構想は、行政のムダを無くすためのプロセスの1つ。 牛歩の国政に翻弄されることのないよう、 実利を取る政策を実行して欲しいものです。
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最終更新日
2011年11月28日 07時50分52秒
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