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カテゴリ:生き方・モラル
昨日の日記の『コーチング戦略』。
以前にコーチをお願いしていた先代マイコーチの十八番でした。 実はこの日記ではあえて今まで触れてませんでしたが、 1年と少し前に病気でみまかられました。 享年68。高齢社会の現代においては、まだ早すぎる死でした。 先代マイコーチであったKコーチは、コーチング戦略のみならず、 コーチングスキルのすべてを語ることのできる壮大な人でした。 それだけ人間力がメチャクチャ大きくて、 生まれながらのコーチ、つまりはネイティブ・コーチでした。 プロコーチの中で十指に、いや五指に入る人ではないでしょうか。 日本のコーチ業界にとっては彼の死は大きな損失だと思います。 昨年10月の日記に、Kコーチとの出会いからコーチとして師事するまでの 経緯を書いてありますが、 僕にとってはKコーチからかけられたあらゆる言葉の中で 忘れられない愛情あふれる言葉があります。 彼のコーチングを受けたい、という人は山ほどいて、 だからすべての人が希望が叶うわけではない。 事前のオリエンテーションを経て、 常に3割は「残念ながらコーチはお引き受けできません」 というウワサを聞いていました。 プロコーチになる気持ちもなく、何かあると他に責任を求め、 まったく志の高くない僕が、 そんなKコーチのコーチングを受けられるはずがない、 あまりにも敷居が高い、と感じていた僕は、 なかなか次の行動に移せませんでした。 そんな折、たまたま僕と同じ時期にコーチングのトレーニングを始めた若い人がいて、 彼が既にKコーチにお願いしているというので話を聞いてみると、 「全然、敷居なんて高くないですよ。 トレーニングを受けている人には特に親身になってくれるし、 料金もリーズナブルだし。まさやんなら絶対にOKしてくれますよ!」 と言ってくれたので、意を決し、とある勉強会で顔を合わせたので 思い切って「僕のコーチになっていただけませんか?」と切り出したのです。 するとニコニコしているKコーチの口から、こんな言葉が出てきました。 「やっとボクのところに来てくれたねぇ」 最初に出会ったときからずっと気にかけてくれたのかどうなのか。 今となってはわかりませんが、 しかしKコーチはこんな志の低い僕を「ぜひコーチしたい」と 引き上げてくださった。 しかも日本の五指に入るプロコーチが、ですよ。 がぜん、勇気が出てきました。 今の僕が多少なりとも前向きに考えて生活できているのは、 すべては先代マイコーチであるKコーチのおかげです。 彼とのコーチング・セッションを行い始めたときから、 自分の体内に灯りがともるのを何度となく体感し、 そして正のエネルギーが増幅してくるのが実感できました。 おこがましい話ではありますが、 僕の胸の中にはKコーチがしっかりと生きてらっしゃいます。
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